アリゾナより

周りが山に囲まれたアリゾナでのゆったりとした田舎生活スタートしました。

洋風豆の煮込み

2007年05月06日 | Cooking


1ヶ月ほど前にフともっと体にいいもの、優しいものを食べなくては!と思い立って以来、我が家の食卓から濃厚クリーミー洋食が激減しました。変わって食卓に上がるようになったのは日本食です。体に良いものをと思って料理すると日本食に行き着く・・・やっぱりすごいんですね、日本食って。

でも私が作るものはあくまで日本食であって、和食ではありません。私の定義が合っているかどうかは分かりませんが、和食=煮物系、日本食=定食系で大体くくれるのではないでしょうか。彼も和食はなかなか難しいようですが、日本食は大好きです。お寿司はスシ飯と海苔が苦手なので一見全くダメのように思われがちですが、釣ってきたばかりのような新鮮なお刺身は大好きです。(おしょう油の代わりに、ケチャップで食べちゃったりしますが・・・。)1つ分からないのがお味噌汁です。ダシをとっている時の匂いには悶絶していますが、お味噌汁は大好きなのです。なんだか基準がよく分かりませんね。

前置きが長くなりましたが、体に良い大豆で洋風煮込みを作ってみました。アメリカでは大豆はまだまだエキゾチックな食べ物らしく(彼談)、それが慣れ親しんだトマト味で出てきたので大喜びで食べていました。アメリカ人にもウケる味付けのようです。



納豆以外、大豆を大豆として食べる機会があまりなかったので、新たな発見という気分です。普通のほくっとした豆類と違った、つるんとした食感がまた新鮮で、トマト味の他のお野菜と一緒にどんどんスプーンで口に運んでしまう・・・そんな一品です。

レシピ

大豆・・・120g(乾燥時)
豚モモ肉・・・120g
たまねぎ・・・中1個
トマト水煮缶・・・300g
にんじん・・・細め1本
ベーコン・・・1枚
にんにく・・・1カケ
スープ・・・250cc(ブイヨン1個+水)
トマトペースト・・・大さじ1
塩、コショウ・・・少々

1.大豆は洗って3倍量の水に一晩つける。
2.大豆をつけ汁ごと圧力鍋にかけ、圧がかったらすぐに火を止め、自然に圧が抜けるのを待つ。
3.豚肉、たまねぎ、ベーコン、にんじんは1センチ角に、にんにくはみじん切りにする。
4.鍋にお油大さじ1を熱し、にんにくを炒めてからベーコン、たまねぎを入れ炒めしんなりしたら豚肉を加え炒める。
5.肉の色が変わったら鍋底を少し空けトマトペーストを炒め、トマトの水に缶とスープを加え、煮立ってきたらアクをとり火を弱めて12分ほど煮る。
6.この中に大豆を加え、軟らかくなるまで煮込み塩、コショウで味を整える。



自分もさほど煮物に興味がなく、その上彼が煮物を食べないので更に輪をかけて煮物類は作りません。いえ、作りませんというか、作れません。。。でも私に子供が出来たとき、その子は肉じゃがを知らない子に育ってしまうのかと思うと、このままでいいのかとたまに真剣に考えたりします。日本語をいくらぺらぺら喋っても(希望)、肉じゃがを知らないんじゃぁ・・・。そして更によく考えたら、我が家ではお味噌汁もmiso soup感覚でスープカップにスプーンで食べています。私の世代で既に「日本」が薄れてきているのでは・・・?となんだか急に不安になってきました。考えすぎでしょうか。


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