いつものことながら、早めに寝たので5時過ぎに目が覚めました。
昨夜に今日の朝ごはんのパンまで食べてしまったので、缶コーヒーを飲んで身支度して、6時過ぎに宿を出発しました。
宿を出てすぐに、県道11号線で城崎に向かいました。
県道11号線も厳しい道で、時々BROMPTONを押す始末です。
五十を過ぎて体力が衰えてきたのか最近はトップギアを使うことがほとんどないので、フロントギアを落としてロー側に寄せて、坂道に強い仕様にしようかと考えてしまいます。
竹野に着くと、北前館というのがありました。
建物の壁には北前船の航路のレリーフがありました。
竹野から北海道まで、まだまだありそうですね。
北前館には北前船の資料が展示されているそうです。
僕は吉村昭の漂流物の小説を読んでから千石船などの和船が好きになり、興味があるのですが、しかしまだ8時半、開館時間まで一時間以上あるので、あきらめて先に進みました。
県道11号線をひたすら走り、城崎を抜けると府道49号線、京都府に突入しました。
京都府は大阪の隣、気分的には日本一周の旅が半分終わったような気がしますが、まだまだこれからが長そうです。
久美浜を回っていったん178号線に入り、浜詰から府道665号線に入ると、厳しい登りが続きました。
七曲峠の厳しい登りを過ぎると、子午線最北端の塔がありました。
子午線をくぐったのは、この旅を始めて2日目、5年前の3月のことです。
その時も七曲という地名のところを走りました。
七曲という地名は、足がくたくたになる所です。
子午線最北端の塔を過ぎると、静御前の生誕の地という看板がありました。
下りだったのであっという間に通り過ぎてしまい、坂を登って戻る気にならなかったので、静御前とは誰だろう、のび太の奥さんでもないし、気にしながら進んでいくと、浅茂川温泉静の里というのがありました。
今日の目的地の網野駅まであと3kmほど、電車に乗る前に汗を流したかったので、建物に入って行くと、男湯が義経、女湯が静御前と書いてありました。
静御前は源義経の奥さんだったのですね。
静神社にお参りしておけば良かった。
仕事も同じ、気になった時には、すぐに止まって確認することが、後悔しない秘訣です。
54日目 |
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走行距離 |
73.9km |
(GPS計測) |
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総走行距離 |
5,268.8km |
交通費 |
6,900円 |
(大阪~鳥取) |
宿泊費 |
5,940円 |
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合計 |
12,840円 |
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