折りたたみ自転車で日本一周 etc

Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

日本一周54日目 2015年9月21日 鳥取県鳥取駅 ~兵庫県香住

2015年09月23日 | 日本一周


久しぶりに高校の同級生との飲み会がありました。
集まったのは10人ほどですが、昔話に花が咲いて、30年以上も前のことなのに、けっこう覚えているものですね。

でも、ある女の子(とはいってもすでにおばさんですが)は、僕が誕生日にプレゼントした信楽焼のコーヒーカップを今でも持っているそうです。
当の渡した本人はすっかり忘れていました。
失礼なことをしたかな。

楽しいひと時を過ごした翌日、日本一周の旅に出発しました。
前回は台風で列車が動かなかったので、4ヶ月ぶりの旅です。

スーパーはくとに乗って鳥取駅に着き、まずは鳥取砂丘を目指して走りました。
鳥取砂丘は、さすがシルバーウイークの半ばとあって、車が長い列を作っていました。
歩道が自転車通行可なので、BROMPTONは渋滞なんか関係なく、鳥取砂丘に到着しました。

鳥取砂丘はいろんな思い出がある地です。

二十歳そここその頃に空を飛びたいと思って、当時日本に入ってきたばかりのパラグライダーの講習会に参加しました。
鳥取砂丘の一番高いところから、ホンの少しですが空を飛ぶことができました。
パラグライダーが見えたので、今でも講習会をやっているようです。


同じ頃にこれも日本に入ってきたばかりのマウンテンバイクで鳥取砂丘の一番高いところから、日本海に向かって砂丘を下ったことがあります。
まわりの観光客が拍手をしてくれましたが、海岸から自転車を担いで砂丘を登るのは一苦労でした。
今では規制が厳しくなって、自転車は入れそうにないですね。

また、金曜日の夜にバイクに乗って、三重県回りで潮の岬まで走り、太平洋から登った朝日を追いかけて、鳥取砂丘から日本海に沈む夕日を見たりと、30年ほど昔のことですが、いろんな思い出があります。
 
砂の美術館があったので、入ってみました。

大きな体育館のような建物の中に、ところ狭しと砂の彫刻が展示されていました。
とても砂で作ったとは思えないほど、表情豊かな作品が並んでいました。

 
鳥取砂丘を後にすると、車は一気に少なくなりました。
いったん国道178号線に合流し、県道155号線を海岸線に沿って走りました。
アップダウンが厳しい道ですが、様々な形をした奇岩怪岩を見ることができました。
そして、兵庫県に突入。
日本一周で必ず2回通る県が兵庫県です。
大阪府が無くなっても大阪湾が広くなるだけですが、兵庫県が無くなると本州が二つに分かれてしまいます。
兵庫県は大したものです。

 
わけのわからないことに感心しながら走っていくと、眼下に小さな入り江を囲むような集落が見えました。
昔、カヌーを楽しむ青年と集落に住む少年の触れ合いを題材にした小説を書いて賞をもらったことがあります。
その舞台となったの集落のイメージが、こんな感じのところです。


入り江の写真を撮って道を下っていくと、何という偶然か砂浜に小説のモデルとなったアクアミューズのセーリングカヌーがいました。

 
県道を抜けて国道178号線に入り、浜坂まで走ってきました。
今日の目的地の香住まではもう少しです。

あまり早く宿に着いてしまうと時間を持て余します。
道端の道案内を見ると県道260号線で海岸線沿いに余部まで抜けられるようです。

ところがこれが大きな過ち、県道269号線に入ってみると、ペダルを漕げないような急な坂道が延々と続きます。
次のコーナーを曲がったら下り坂になるかと思ってBROMPTONを押し上げても、まだ上り坂が続きます。

余部崎灯台まで○○kmという標識があったので、とりあえずそれを目標にBROMPTONを押し続けました。
一時間はBROMPTONを押し続けていたでしょうか、ようやく余部崎灯台に到着しました。

余部崎灯台は日本一高い場所にある灯台でした。
こんなところで日本一に出会えるなんて、得をしたのか損をしたのか・・・
もし最初から分かっていたら、この道には入ってこなかったでしょうね。


余部崎灯台を過ぎると道は下りになりました。
あんまり下っていくと次の登りが怖いなあと恐れていると、目の前に余部鉄橋が見えてきたので一安心。


道の駅あまるべには旧鉄橋がテラスになっているところがあるのですが、昨年嫁さんと旅行に来た時に登っているし、日本一高い場所にある余部崎灯台のおかげで足がガクガクなので、冷たいアイスクリームを食べて、今日の宿がある香住に向かいました。

54日目

 

走行距離

73.9km

(GPS計測)

 

総走行距離

5,268.8km

交通費

6,900円

(大阪~鳥取)

宿泊費

5,940円

 

合計

12,840円

 

※経費には食事代やお土産代などは含んでいません。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。