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Bromptonで休日を繋いで、日本一周を目指しています。 その他、趣味の魚釣りなどを綴っています。

魚釣り-極翔石鯛 復活

2017年10月22日 | 石鯛

この前、磯でアオブダイとの格闘の末、無残にも折れてしまった「極翔石鯛」です。
折れた個所は穂先と穂持ちの繋ぎ目で、
穂持ちの中に折れた穂先の挿げ込み部分が残っています。


釣具店に持って行って修理をしてもらおうとしたら、製造終了でパーツが無く、修理不可能ということでした。
数年前に旧モデルの半額セールで買った物だから仕方がないのか。

しかし、初めて石鯛を釣った愛着のある竿なので、買い替えるのは忍びない。
仕方なく家に持ち帰り、しげしげと「極翔石鯛」の折れたところを見てみると、破損した挿げ込み部分は、中空になっていました。

穂持ちの中に残っている挿げ込み部分に木ネジをねじ込んでペンチで引っ張ってみると、折れた挿げ込み部分を抜き取ることができました。


穂持ちが復活!

あとは穂先を何とかすれば、また「極翔石鯛」を使うことができます。
グラスソリッドで筏竿の穂先を何度も作ったことがあるので、何とかなるでしょう。

そういえば、前回の釣りで隣の磯の底物師が使っていた石鯛竿は白い蛍光色の穂先でした。
遠目にもアタリが見やすくていいなぁと思ったので、蛍光色の穂先を作ることにしました。

幸い筏竿の穂先を作ったときに使ったオレンジの蛍光塗料や人工うるし等の塗料も残っています。

まずはサイズの確認。

「極翔石鯛」の穂先は、全長が挿げ込み部分も含めて1295mm。
先径は2.4mm。
挿げ込み部分は80mmで、直径は6.7mmでした。

つまり、下から80mmの太さが6.7mm以上、1295mmの太さが2.4mmのグラスソリッドが必要です。

メジャーとノギスをもって釣具店へ。
長さ1500mm、太さ7mmのグラスソリッドがちょうどよい具合だったので購入。

併せて、トップガイドとLCガイドも購入しました。

元の「極翔石鯛」の穂先には6mmのトップガイドと同じく6mmのLCガイドが7個ついています。
6mmのLCガイドを7個欲しかったのですが、4個しかなかったのでトップガイドと上部3個のガイド径は5.5mmにしました。


購入したガイドはFUJIのガイドで
トップガイド PMNST5.5-2.4が1個、
LCガイドはPLCSG5.5が3個、PLCSG6が4個です。

グラスソリッドは1,300円位でしたが、ガイドは全部で6,000円近くもしました。
筏竿の穂先より断然高くつきます。
でもシマノのパーツ表をみたら、「極翔石鯛」の穂先は24,700円だったので、断然安くつきました。

グラスソリッドの先端を1295mmのところでカットし、挿げ込み部の加工をします。

写真を撮り忘れたのですが、挿げ込み部は作業台に固定した電動ドリルにホームセンターで買った内径3mm位の中空パイプをセットし、
中空パイプにグラスソリッドの穂先部分を差し込んで、ぐるぐる回しながら耐水ペーパーで削っていきます。
ちなみに、筏竿の穂先の挿げ込み部も同じ要領で作っています。

時々、穂持ちと合わせながら、80mm入るように削っていきました。

挿げ込み部を削れたところで、塗料がのりやすいように全体を紙やすりで軽くこすってから、2つ目のガイドから上を蛍光オレンジに、下部は黒の人工うるしを塗りました。

蛍光塗料は一度塗りで、上にウレタンクリアを2度塗りしました。
一番下の黒は、挿げ込み部を削りすぎてカタカタ音が鳴るので、補正するために塗っています。

元の「極翔石鯛」の穂先に合わせてガイドの位置に印をつけ、テープで仮止めしてから絹糸で巻いて固定しました。

絹糸の糸目が見えなくなるまで人工うるしの黒を重ね塗りして完成です。


右が元の穂先、左が今回作った穂先です。

これで「極翔石鯛」が復活。

ちなみにグラスソリッドの穂先はカーボンの穂先と比べると、反発が少なくて喰い込みが良いそうです。

早く痔瘻の手術の痕を治して、復活した「極翔石鯛(グラスソリッド穂先仕様)」で石鯛と勝負をしたいですね。


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