相変わらずチョッとピンボケの画像だが、早くも花芽が伸び始めている。
セロジネ・インターメディア。
セロジネの中では一番流通量が多く、栽培も至って簡単です。
低温にも乾燥にも強く、夏場ほったらかしでも勝手に育ってくれます。
私とインターメディアとの出会いは、今から40年近くも前のこと。
ちょうど今頃であっただろうか、近所に住むおばさんから、「これを上げる」と言って邪魔になったので切り取ったというバルブを2ついただいた。
「2つ」とは言っても、「バルブが2つ付いたものを2つ」です。
が、根は全くついていなかった。
それを早速素焼きの鉢に植えてみた。
その頃はまだ栽培法も全く分からず、手探り状態。
そもそも、秋に株分けしてよいものなのか。
半信半疑で根が出るのを待ってみたが・・・・。
1ヶ月経っても、2ヶ月経っても、まったく根を伸ばす気配なし。
そのまま年を越し、春になっても全く変化なし。
バルブをくれたおばさんに聞いてもよくわからないという。
変化が起きたのは5月を過ぎてから。
ようやく新芽が動き始めたが、その時点ではまだ根はまったく伸びていない。
もらってから半年以上まったく根のない状態でも枯れることはなく、新芽が伸び始めてようやく根も伸び始める。
このことで分かったことは、インターメディアの根は、新芽が伸びている時期以外はほとんど伸びないということである。
が、乾燥には至って強く、少々の水切れではびくともしないようです。
その後は順調に育ち、10号の鉢に溢れるほどまで大きくしたこともある。
株分けして何人もの人にあげたりもしたが・・・・。
増え過ぎて飽きてしまい、10年余り前にすべて処分。
なのに、また3年前から作り始める。
また作り始めたきっかけは・・・・。
「馬鹿みたいに安い値段で売っていた」と言うことです。
破格の値段だと、つい手が出てしまうのです。
ちょっとした草花の苗と同じ値段で蘭が買える。
10年くらい前では考えられないことだったのです。
10年くらい前であれば、「980円」と言う値段だと「安い!」と言っていたが、最近は「ワンコイン以下」でも手に入るような時代になったのです。
勝手なもので、最近は「980円」だと「ちょっと高いな!」と感じます。
2016.10.31.
追加の画像です。
これが花芽のアップです。
かなり細長くて尖っているが、葉芽はもっとほっそりとしていて、今の時期に出てくることはありません。
葉(新)芽は花が咲き終わった後の5月頃にならないと出てきません。
なので、今このような芽があれば花が咲くが、なければ開花は望めません。