僕の今日のお昼からの即興詩 「白馬の雲」
八天山の上の/白馬のような形の雲が/さぶろうを呼んでいる/さぶろうさぶろうと呼ぶ/ここへ来いと呼ぶ/お前を背中に乗せてやろう/ここまで来いと言っている/そこへ辿り着く方法を教えてくれたら/その時はそこへ行こう/さぶろうはそう答える
雲は/なあに/簡単さ/死ねばいいんだ/と言う/軽々とそう言う/あっさりとそう言う/おまえが物質でなくなったら/こんなことくらい/簡単に実現するぞ/白馬の雲はそう言って嘶(いなな)いた/
死ぬっていったってどうやって死ぬんだ?/いやなあに/無理をするこたあないんだ/その日がきっと来るから/その日を待っていればいいことなんだ/そうするとさぶろうが死のうと思わなくとも/死が向こうから/さぶろうを迎えに来てくれるんだから/
で/その日が来たら/何処へ連れて行ってくれるんだ?/背中に僕を乗せて何処へ連れて行ってくれるんだ?/何処と決まってはいないさ/さぶろうが行きたいというところへ行こう/そうだな/じゃ/有明海を見たいな/そこを南下して南下して/鹿児島に出て/霧島神社を見たいな/
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