1
茄子に徒花(あだばな)なし。古来より言い古されてきた諺。咲いた分は実を着ける。確実に。
2
でもそれはどうして?
3
雄花、雌花があるはず。
4
雄花には実はならないはず。
5
雄花雌花兼用なんだろうか?
6
じゃ、受粉もしないでいいのだろうか?
7
だったら、虫の媒介は無用だ。
8
だったら、セックスはなし。だね。
9
花は、植物の性器。性器の役目をしなくてすむ、ということになる。だったら、付与されている快感も消滅するだろう。
10
だったら、美しい花も無用になる。
11
これは進化だろうか、退歩だろうか。
12
でも、ちゃんと茄子の花は美しい。
13
合点がいかないなあ。
14
ところで、われわれ人間種族もあの世に行けばみな、仏になって、中性になる。子孫を作る必要がなくなるから、だ。
15
忽然と生まれて忽然と消える、ことになる。
16
それがいいから、そうなるのだろうね。
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畑の茄子の花を眺めながら、あれこれを考えてしまった。
お爺さんは暇だなあ。
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