きみは/きみを咲かせているけれども/それでは終わらないで/わたしのこころを開かせてくれる/野の花よ/野菊よ/きみによってわたしのこころが開く/わたしの胸にある扉が両開きに開くと/ここから秋の風が吹き入れてきて/わたしは風と共に/大きな世界に飛び出して行ってしまう/野菊よ/ああ/薄紫の小さな秋よ/秋の凜々しい活躍よ/慎み深いほどの小さな利他の行よ/なんじ覚有情よ/
「覚有情」: ボデイーサットバーの訳語。菩提薩埵とも訳される。有情を目覚めさせる活動をしているもののこと。もともとは成仏以前の釈迦、修行中の釈迦を指した。後には拡大解釈されて、仏道を歩む者をも指すようになった。我々は互いに善悪の手を変え品を変えながら相手を覚有情させている存在であるかもしれない。
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