goo blog サービス終了のお知らせ 

<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

産経新聞「朝の詩」投稿作品 第3号

2014年02月13日 09時59分59秒 | Weblog
2013/08/20 投稿作品

第3号

********************

 「床座施」

死は 誰もが実践する 
最後の布施行である

新しく生まれ出る方に
この座を
おゆずりするのだ

ゆずる者も
ゆずられる者も
これでにっこり

両者がにっこりしたら
そこで
行が同時完成するのだ

*********************

「朝の詩」の投稿規定は10字x14行。

僕は2013年の8月から投稿を始めた。

2014年1月までで合計12作品を投稿した。

そのうちの1作品だけが、2014年2月にやっとやっと掲載された。

でもとっても嬉しかった。

幼稚園児以上にはしゃいだ。



「無財の7施」の中にこの床座施がある。

バスの中でお年寄りに座席を譲る、あれだ。

無財というのはお金持ちではない人ということだろう。

まあ、<誰にでもできるサービス>という意味合いだろう。

それが7つある。

いい目をする。いい顔をする。いい笑い声をする。・・・・



第6番目の「床座施」は、自分のこの世での位置をお譲りするというサービスである。

これも誰にでもできることだ。誰もが死ぬからだ。

死ぬと自動的にその生者の位置は次の生者に引き継がれる。

お譲りができるのも最上の善である。

お譲りをしなければ次の人はずっとネックストバッターズサークルにいるばかりなのだから。



人は最後に一番いいことをして死んでいける。これは嬉しいことだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わたしは宇宙中の愛を独り占... | トップ | 人は誰もが最後に一番いいこ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事