有り難うを１０回言い続けていたい。１０回のコースをさらにまた１０回。誰にともなく。降り注いで来る光に。地上に。地上に輝いている草にも。
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わたしは今日を生きています。７月の青空が祇園山の上空に広がっています。わたしは深く深く息を吸います。それをおいしく感じられます。
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わたしが、しかし、いつまでもこうしていられるわけではありません。ストップがかかる時が来ます。そうしたらもう青空を眺めることも出来なくなります。息を吸うことも出来なくなります。
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いまのうちです。いまのうちなら、青空を眺めていられます。深呼吸の息をおいしいと感じることが出来ます。だったっら、その今に感謝をしておきたいのです。１０回。１０回のコースを１０回。
２３年間使っていた旧型テレビがちょくちょく故障をするので、買い換えることになりました。新しく届いたテレビでは、YouTubeのクラシック名曲集が聞けるようにしてもらいました。楽しみが増えました。いま耳でビバルデイのフォーシーズンズを聴いています。クラシック音楽を聴くのが大好きです。
夜が明けた。網戸にして外の風を迎え入れる。午前６時半。湿度８８％。気温２６℃。机に腕をつけてパソコンのキーを打つ。汗がべっとり机を湿らせる。蒸し暑い。熱帯夜を過ごした。ペットボトルの水を飲んで渇きを癒した。
夢に魘されていた。受け持ちの生徒たちに嫌われている夢だった。そっぽを向かれていた。為す術がなかった。嫌われたままでいるよりなかった。老いてまでこの種の夢に捕まって身動きが取れない。凝固して寝汗をびっしり掻く。
