蒸し暑いなあ。外に出ただけで、汗が噴き出てくる。下着が濡れてしまう。じとじとする。すぐに着替えたくなる。湿度が高いのだろう。風はときおり吹いて来る。曇り空。小雨がぱらつく。
郵便局に行って来た。葉書を50枚買って来た。新聞の読者文芸に投稿するには葉書が必要だ。A新聞は一週間に3枚が必要。B新聞は二週間ごとに5枚が必要。で、いつのまにかなくなってしまう。
まあ、どこかに遊びに行くよりかは少ない出費で済む。投稿するまでに1日を費やすこともある。気晴らしにも成る。でも、落選の結果が分かるとひどく落ち込んでしまう。再投稿の元気が失せる。
僕は怠け者。今日は家の中にいて、好きな音楽を聴いている。これで慰撫されている。も少しましな暮らし方はないものかとも思うのだが、活気活力に乏しい。ま、老人だから、これくらいでいいだろうなどと思って、だらりだらりしている。
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死は発達の一段階である。ギアを一段階上げるような者だ。これで次へステップアップを果たす。事前にその確証が掴めないから不安になるが、宇宙生命体のわれらは、よりよい方向に向かって行くに決まっている。
それも自力ではない。他力に由っている。己以外の大いなるパワーによってそうせしめられて行く。そうでなければ格段の進歩など得られるはずもない。心配は無用なのだ。それを心配するのが自力である。自力の範囲はそこくらいまでである。