おこそとのふむふむ
庭の片隅に隠れたようにして、南天の花が咲いている。隠れていてもいいのだ。
おこそとのふむふむ
庭の片隅に隠れたようにして、南天の花が咲いている。隠れていてもいいのだ。
何この風の騒ぎは? 突風が吹き荒れている。屋根の高さの大山蓮華の葉っぱが、吹き倒されながら、一斉に白い葉裏を見ている。異常気象か。
トマトなんて風に弱いよね。自分一人では立っていられない。2・5mほどにも草丈を伸ばしてくるけど、かよわい。支柱を立ててやらないと、自立が出来ない。人間の手を借りてやっと成長がかなう。そんなふうに品種改良したんだろうね。そっか、胡瓜だって同じか。
風がびゅんびゅん吹いて、トマトも胡瓜も支柱にしがみついている。
(あっ、これはもしかして僕の姿なんじゃないかな? 何かにしがみついているところは)
1
おはいりおはようございます。幸福の使節団一行の、「ツバメさんお入りなさい」と言いたくてならなかったのだが、あのときも家中の窓は閉まっていた。今もそう。開いているところも網戸になっている。これでは入れない。この雨の中、何処でどうしているのだろう。お断りをしてからは声を聞くこともない。あんなに我が家の上空を幾度も幾度も飛び回って、「入れて下さい入れて下さい」「はるばる南の島からここを目指して来ました」「ここで子育てをさせてください」「お礼は致します」そういって言い続けていたのに。この老爺は冷淡だった。子育てを拒否してしまった。
1
なんだっ、雨は止んじゃったじゃないか。本降りにはならないのか。なあんだ。
2
「わたしを捨てないで!」とトマトの脇芽が言う。脇芽をかぐ。こうしないと、トマトはもじゃもじゃになってしまう。栄養分がトマトの実に行き当たらない。無用になった脇芽は捨てていいはずだが、「わたしも生きてみたい」と脇芽が言う。その声を聞き捨てに出来ない。「そうだろうなあ」と思ってしまう。鉢の土を盛って、この脇芽を挿しておく。すると根が生えて、茎を伸ばして、立派に復元する。植物はこの能力を持って生まれて来る。そこが凄いと思う。でも、もう脇芽だらけだ。植えてやるところがなくなった。これも無慈悲である。植えてやってはじめて慈悲が通るのである。
7
雨です。待望の雨が落ちてきました。雨音がしてきました。拍手喝采です。喝采は褒めそやすこと。相手は? もちろん大粒の雨音さんです。
今日は、だから、もう外に出て野良仕事をすることはありません。夕方のわたしのノルマだった水撒きもパスです。
薩摩芋の苗を植えるには、今日の雨は、適しています。雨合羽でも着て植え付けるべきでしょうが、そこまではしません。(昔の人はしていましたよ、簑傘をつけて)苗も買って来ていません。植える畝は完成しています。
5
イラン沖のペルシャ湾、オマーン海峡を通航していた日本国籍と台湾国籍のタンカーが攻撃を受けて炎上している、というニュースが流れています。日本の安倍首相はちょうどこの時にイランにいます。アメリカとイランの仲裁をしているところのようです。戦争の火蓋が切られないかと心配になります。イラン政府は関与を否定しています。
大リーグ、エンジェルスの大谷祥平選手が8号3ランのホームランを打ったという嬉しいニュースも入ってきています。快調に進撃を続けています。
4
朝ご飯は8時半。白いご飯に納豆を添えました。薄く小さく切った生姜の味噌漬けにも箸をつけました。お豆腐と若布の味噌汁。昨日お昼に食べ残してしまった素麺が、少しだけ碗の底に沈んでいました。<甘酒ミックスヨーグルト>に枇杷の実が小さく刻んでありました。おいしく頂きました。この時間に食べるのはわたしだけです。わたしでラストです。
それからゆっくり新聞に目を通しました。寛ぎの時間帯です。
3
6時から8時過ぎまで、いつもの通り外に出ました。爽やかな早朝です。「朝の楽しい時間」を楽しめました。わたしにはこれがあります。
夏菊の挿し芽を庭に移植してあげました。赤い色の菊と黄色い色の菊の2種類です。咲き出すのは遅れそうです。まあ、気長に待っています。待っているものがあるというだけで、それで楽しいのです。雨になるというから水撒きはしていません。
2
午前9時半を回っています。室内の気温は、24度ちょっと。湿度65%。長袖シャツ長ズボンをしています。空は曇り空。お昼から雨になるそうですね。80%の確率予報。雨予報官の雨蛙が鳴いています。げげっこげげっこと鳴いています。雨になるのを待っていました。一雨来ると大地が潤います。雨は万物を蘇らせます。