僕は耕運機を使えない。小型機なんだけど、それでも。冬野菜を育てた畑は固くなってしまっている。深く畑を耕さないと、夏野菜が植え付けられない。困った。はて、如何したものだろう。スコップで少しずつ掘り起こすという手段が残されているが、畑は広い。麻痺の足では思うように捗るまい。種蒔きは済んだ。発芽を待っているところ。発芽して適度に成育するまでには、まだ幾許かの時間がある。急ぐことはないのだが、気持ちが焦る。強力な助っ人の出現が待たれる。しかし、そういう人もいるまい。土作りが出来ないまま、植え付ける苗のところだけをスコップで深く耕すだけになるかもしれない。
１２
続いて、
④ 宿命通。しゅくみょうつう。前世にまで遡って原因を調べ上げることが出来る能力。これがないと救済がその場限りになってしまう。
⑤ 天眼通。てんげんつう。今度は未来の結果を予知することができる能力。救済がそこで終わりになるのではなく、それがその先の未来まで繋がっていなければならないはず。
⑥ 漏尽通。ろじんづう。救済者を悩み苦しみの煩悩を悉く（＝尽）滅却させ（漏）て、再度迷いの世界に戻って来ないようにせしめる能力。救済を永遠にするためである。
１１
「六通」或いは「六神通」とは、次の通力を指す。
① 神足通。如意通とも。ヘルプミーのサインを上げた人のところに急いで自由自在に行き着ける。こうでないと救済はできまい。
② 天耳通。てんにつう。耳で以てあらゆることを聞き分ける能力。聴力が優れていないと救済はできまい。
③ 他心通。他者のこころを判別することが出来る能力。これがないと衆生救済が正確ではなくなりそう。
１１
「六通」或いは「六神通」とは、次の通力を指す。
① 神足通。如意通とも。ヘルプミーのサインを上げた人のところに急いで自由自在に行き着ける。こうでないと救済はできまい。
② 天耳通。てんにつう。耳で以てあらゆることを聞き分ける能力。聴力が優れていないと救済はできまい。
③ 他心通。他者のこころを判別することが出来る能力。これがないと衆生救済が正確ではなくなりそう。
１０
「神通力」は「六通」とも「六神通」ともいう。通力のことである。救済しようとする相手に通用する力、特殊能力のことである。「神」は「優秀な」という形容詞。人の持つ能力を極め、超えたら、それを「神力」とする。
７
神通力：衆生済度をする力。或いは衆生済度をするために使う特殊能力。利他のみに使用が可能となる。
①自由自在の超人的力。 ②何事でも為し得る霊妙な力。
観世音菩薩は、仏陀より慈悲救済の神通力を授けられて、衆生救済のために数々の智慧を顕現された。
６
方便：ほうべん。梵語ではウパーヤ。わたしの理解ではこうだ。
① 衆生を教え導くための巧みな手段。
② 真理の世界に誘い入れるために、仮に設けられた扉。
③ 救済を図るための仏の巧みな工夫、あるいは智慧。智慧の実践。
④ 見えない真理を、見える物質として提示提供されていること。
観音様は衆生の為に数々の方便を駆使された。
１
これから延べることは、わたしのわたし的な理解である。正しくはない。普遍性はない。
２
「具足神通力 広修智方便」 同じく観世音菩薩普門品 偈より
３
ぐそく じんつうりき こうしゅう ち ほうべん
４
神通力を具足したまひて、広く智の方便を修められたり。
５
観音様は神通力を具足しておられる方である。また智慧による救済手段を広く修められた方である。
そのように仏陀（釈迦牟尼世尊）は、無尽意菩薩に、観世音菩薩のことをお話になられた。
ほう、やっと風が止んだ。そろそろ夕方。日が暮れる。
結局は農作業はしなかった。農作業と言っても、僕の場合は土弄りするだけの、単純な野良仕事のことだけど。
庭の街道桜が花を開きつつある。きれいだ。これは４０数年前に、父が苗を買って来て植え付けたものだ。それほど大きくなってもいない。父を思い起こした。父に会いたくなった。
春の嵐は夕方になっても一向に止まない。吹き荒れている。外に出たら、クシャミ、鼻水が出て、困った。
おいでになった客人に、畑へお連れして、九条葱を掘って差し上げた。２～３日、葱ばかり食べてもいいくらいに多量。
６人でお昼を食べに街に出た。おいしいチャンポンを食べた。５歳児はあまり食べきれなかった。食欲がないようだった。数日前に自家中毒の症状が出たらしい。
