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耕せば人間に なる

2014年06月14日 06時30分24秒 | Weblog
耕せば 人間になる
宇宙の愛の 中心に来る

よろこべば 人間になる
よろこばす 人間になる



詩の原石を掘り上げたところで、三郎が目が覚めた。これからこれを磨きにかける。



「よろこべば人間になる」とは気づきがうまれることだ。これが生まれると世界をよろこばそうという気になる。



よろこんでいるときが人間だ。人間であることをよろこんでいるときだけが人間でいられるときだ。



ふつふつとふつふつと、ふつふつとふつふつと、よろこびが湧き上がってくる。沸き上がってくる。



これで宇宙の愛の中心に来たのだ。



よろこぶことは耕すことだ。自分の人間を耕すことだ。せっせせっせとこころの畑を耕す。耕すことに一生を費やす。



この道を歩いて、自分が宇宙の愛の中心にいることを自覚する地点に到る。



しかしその間も間欠泉の湯の噴き上がるように、ふつふつとふつふつと、よろこびが沸き上がってくる。湯の温度は高い。



これが歩くためのエネルギーになる。



宇宙は愛で造られている。三郎が人間になったのはその証明だ。



人間のかたちをして生まれて来たが、これはまだまだ原石のままだ。これを磨く。これを耕す。



耕すにはよろこびの鍬(くわ)がいる。よろこぶ度に、三郎は人間になって行く。宇宙の愛の中心に来ていることが嬉しくて嬉しくてならなくなる。



嬉しいのだから黙ってはいられない。で、彼はみずからの内の「よろこぶ」を出て、「よろこばす」の他動へ変異する。
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