小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



神奈川県の西部漁港事務所では、早川から山王川河口付近までの約2.5キロメートルの海岸で海岸保全施設の整備や工事を実施している。御幸の浜では砂浜の減少防止を目的として10年以上前から海水浴場の開場前に養浜工事が行われるようになった。先日、御幸の浜に立ち寄ると西湘バイパスの橋脚下に重機が搬入されていて養浜工事が始まっていた。御幸の浜の養浜工事は10年以上前から毎年行われているが、台風の高波が直撃すると砂が流出してしまい海岸の幅は一進一退といった状況が続いている。養浜に用いられる砂も既に搬入されて、御幸の浜東側に盛られている。今年の養浜区間は西湘バイパスの橋脚部分の長さくらい。現在の砂浜の幅は目測でおよそ40mくらい。御幸の浜はこの半世紀で20m近く海岸線が後退している。ここ数年は海水浴場の開場のタイミングに合わせて養浜工事が行われているが、今年は海水浴場は開設されないので、工期は7月末くらいまで続くのかもしれない。御幸の浜の養浜工事の正式名称は「令和2年度県営漁港整備事業(県単)小田原漁港海岸養浜工事」で工費は税込5,534,430円。今年は台風の直撃を免れて来年まで養浜部分の砂が残ってほしい。

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