小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



1月25日、昼から南足柄の明神ヶ岳へ登山に出かけた。麓から見る箱根の山々は前日まで降った雪をまとっている。天気も良いので綺麗な風景を撮影出来ることを期待して登山口へ向かった。午前12時過ぎ。明神ヶ岳への登山口がある大雄山最乗寺へ到着。境内もうっすら雪化粧をしていて綺麗だった。午前12時12分。最乗寺境内から登山道へ。明神ヶ岳は100回以上は登っている山で、今までの最短の登山時間は1時間25分。この日は撮影をしながらの登山なので2時間目標で山頂を目指す。午前12時27分。登山を開始して15分ほどで最初の林道を横切る。最初の林道から上の登山道から徐々に積雪が多くなってくる。風が吹くたびに杉の葉に積もった粉雪が舞い落ちる。森の中は静かで鳥のさえずりと最乗寺の鐘の音が時折聞こえるくらい。午前12時47分、二本目の林道を横切る。林道の雪の上の踏跡を見ると5人くらいは先行者がいるようだ。午前12時53分、見晴小屋に到着。ここまで来ると登山道はほぼ雪に覆われている。見晴小屋からの眺望。南足柄から開成町方面が見える。見晴小屋だが立ち木が邪魔で実はあまり見晴らしが良くない。午後1時7分、見晴小屋から15分ほど登るとゲレンデのような場所に出る。積雪は30cmくらい。登山道の所々に錆びついたリフト跡が残されている。昭和40年代に観光開発した名残で明神ヶ岳の中腹で温泉の掘削も行ったとのこと。登山道の途中、雪の上には森の中から小さな足跡が続いていた。どんな動物の足跡なのだろうか。午後2時10分。東側の斜面を進む。日差しが無くて寒い。積雪も40cm近いが先行者の足跡をトレースして歩けるので楽だった。午後2時19分、山頂ちかくの尾根道へ出る最後の急坂。念のため軽アイゼンも持ってきたが使わずに済んだ。午後2時26分、尾根道へ出る。日差しに照らされた雪面が眩しい。午後2時27分、明神ヶ岳山頂に到着。他の登山者もおらず山頂を独り占め。北側の空には雲が多かった。山頂の置かれたプレートと神山と駒ケ岳を撮影。山頂は風も穏やかで日差しが暖かかった。お腹も減ったのでおやつを食べる。午前中、ランニングの帰りに南町の柳屋ベーカリーであんぱんのうぐいすと金時と幻の黒豆の3つを購入。薄皮あんぱんというだけあり皮が薄くて餡がたっぷり。うぐいすあんぱんはうぐいす餡が程よい甘さと上品な風味で美味しかった。あんぱんを食べながら山頂の雪面と箱根の山々を眺める。天気も良くて素晴らしい眺望だった。唯一、富士山に雲がかかっていたのが残念だった。午後2時54分、あまりゆっくりしていると下山途中で日が暮れてしまうので来た道を戻り最乗寺へ下山開始。最乗寺に午後4時半過ぎに到着。車で南足柄駅近くまで移動。駐車場から夕暮れの明神ヶ岳を撮影。ちゃんと昼食をとらず空腹だったので駅近くの相模庵に立ち寄った。相模庵で金太郎御膳1050円を注文。程よい量のもりそばと天丼のセット。蕎麦は細打ちで喉越しが良くて美味しかった。明神ヶ岳には富士登山競走のトレーニングで今年は何度か登ろうと考えている。次はどんな風景が見れるだろうか。

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