小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市前川の国道1号沿いでは例年1月初旬に道祖神祭りが2日間にわたり行われている。以前は曜日に関係なく1月13日14日に開催されていたが近年は正月明けの土日に変更されたようだ。先週土曜日の夕方、道祖神祭りが行われている前川地区に出かけた。小田原市前川、国府津駅近くの国道1号を東へ進むと向原、中宿、西組の3ヶ所で道祖神祭りが行われている。前川地区の道祖神祭りの特徴は独特な人形の飾りつけ。提灯や照明も準備されており夜に飾って見栄えのするような趣向になっている。夕暮れ時に各々の人形飾りを見てまわった。国道1号を国府津側から進むと最初に見えてくるのが西組の祭典本部。毎日新聞の販売店前が会場になっている。西組の人形飾りは二宮金次郎と小田原藩主の大久保忠真。まだ照明が点いていなかったので次の場所へ向かった。西組の会場から国道1号を100mほど二宮方面に向かい中宿の祭典本部に到着。普段は駐車場のような場所が会場となっている。中宿の人形飾りは神武天皇。中宿では人形の飾りつけの微調整や照明の当て方などかなり細かく調整をしていた。当分調整作業が終わる気配が無かったので次の会場へ。中宿からしばらく二宮方面に進むと最後の会場である向原の祭典本部に到着。向原の会場は国道沿いの海側。向原の人形飾りは黄金伝説「帰雲城」。照明も灯りだいぶ雰囲気がある。もう少し暗くなってから再度撮影しようと中村原のしまむらストアーで買い物をして時間を潰した。インストアベーカリーのパンラボでおやつのパンを購入。しまむらストアーでパンを買い、近くの中村原公園に立ち寄る。公園のベンチに座ると遊んでいた親子が帰るところだった。静かな公園のベンチに座りパンを食べる。しまむらストアーでりんごカスタードとフランク…(名前を失念)とマロンパンを買った。相変わらず大きめなサイズ。マロンパンはサクサクした生地の中にマロンクリームとカスタードクリームが入っていて美味しかった。午後5時過ぎに再び道祖神祭りの会場へ。帰りは二宮側の向原から見ていく。向原は人形飾りのほかにトラック山車も用意している。薄暮のなか提灯に明かりが灯り良い雰囲気だった。向原の黄金伝説「帰雲城」を再度撮影。人形飾りは天正時代の飛騨国城主内ヶ嶋氏の帰城を奥方が迎えている場面。続いて中宿の会場へ。照明が点けられていたが相変わらす調整作業が続いている。中宿の人形飾りは神武天皇が敵軍との戦いの時に、弓に光り輝くトビがとまった場面。弓の角度の調整が終わる気配がないので最後の会場へ移動。西組の会場に着くとだいぶ夕闇がせまり、照明のついた舞台が映える。西組の人形飾りは二宮金次郎が、小田原藩主大久保忠真の目に留まり藩財政の立て直しを命じられている場面。世話役の人に話を伺ったところ人形は東京の業者からレンタルするとのこと。舞台の背景や飾りつけは各々の場所の住民の手によって行われている。この前川の道祖神祭りは昨年初めて出かけたが独特の雰囲気があってなかなか面白い。来年はどんな飾りつけになるのだろうか。

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