小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



足柄平野の桜めぐりの途中、富士見小学校前の道路を通った。富士見小学校正門前の土地は長らく更地だったが、東側の区画は数年前に県営住宅が建設された。その県営住宅の道路を挟み西側の区画は相変わらず更地のままだったが、開発事業計画の概要の看板が設置されているのに気がついた。この周辺は、大正12年に、蒲鉾製造の際に出る魚のアラを餌に利用したウナギの養魚場が作られた。当時としては東洋一の民間養魚場といわれたが、太平洋戦争時に経営難に陥り、戦後は神奈川県の水産指導所として利用された。その後の経緯は不明であるが、昭和50年代半ばにはテニススクールのクラブハウスとテニスコート5面が建設され、昭和60年には富士見小学校の校舎も完成した。この場所にあったテニスコートは数回利用したことがあるが、そんなに長い期間営業していなかったような記憶がある。テニスコートとクラブハウスが取り壊されてからは、フェンスで囲まれずっと更地となっていた。現地の看板によると開発事業予定はドラッグストアの新築計画となっており、工区が店舗・介護付有料老人ホーム・診療所・駐車場の4つに分かれていた。着手予定は4月1日。完成予定は12月26日。施工業者は未定となっていた。

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