のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

最終日

2024年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム

 スキー場が終了!やっと冬が終わりました。記録的な雪の少ない冬だったので、3月大丈夫かな?と思っていましたが、3月に入って冬将軍が仕事する気になったようで大雪が連発し、何とか持ちこたえることができた冬でした。

 今日の山飯はスパゲティーの予定でした。奈良の学生と一緒だったので、ならば、カルボナーラ!

 さて、どうやって奈良まで帰るんだ?と聞いたら、お江戸まで各駅停車で行って、そこから夜行バスに乗って帰るんだそうです。なんて話をしていたら、京都からクルマで来ているおねえさんがスノボに乗ってきました。昨日で仕事は上がって、最終日に滑ってから帰るんだそうで、京都駅まで乗せてってもらえればあとは自力で奈良に帰れるよな。電車賃がずいぶん浮くぞ!北陸回りで帰れば富山でシロエビの天ぷらうどんがある。おねえさんいい人だからきっとごちそうしてくれるぞ!お礼は体でお支払いしなさい!「バカヤロー!貧乏学生なんか相手にするか!」と大笑いしてましたが、直接帰らないで千葉に立ち寄ってから帰るのだとか。きっと房総の干物をおくってくれるよな。いい人だもん。

 立教大学の女学生バイト二人が「コーヒーちょうだい!」と顔を出しました。山の上の監視小屋、喫茶店代わりになってます。当人たちは認識していないだろうけど、雪焼けして東南アジアの留学生の顔つきになっています。すずかけの並木がある池袋ではなく、埼玉県の新座のキャンパスで映像について勉強しているのだそうです。今日の夕方には帰国するそうで、奈良の学生と連絡先交換してました。

 彼女たち、男子寮に出るという落ち武者の亡霊にビビっていたらしく、毎朝、その落ち武者と一緒に朝ごはん食べているナラの学生がネタ暴露。横浜から来ているおじさんで、アシックスの帽子をかぶり長く伸ばした髪の毛をポニーテール状に束ねていますが、帽子を取ると眉のラインから上は禿げている。そして夜は束ねた髪をほどいているのでその様相が落ち武者ヘアー。数年前、大阪の西成から来ていたゴッツ濃いおっさんが夜10時頃洗面所で歯を磨いていたら、「こんばんわ~」と声をかけて落ち武者のおじさんがトイレに入っていった。が、歯を磨きながら鏡に映った姿を見た西成のおっさんは思わず「声を出しそうになった!」と、びっくりしたんだそうです。以後、毎年冬の風物詩で男子寮の落ち武者の亡霊となって語り継がれているのですが、もちろん、当人は自分がそういわれているなんて思ってもおらずごきげんで日々過ごしています。

 「え?あたし、昨日は落ち武者の亡霊と一緒に仕事していたんだ!」と女学生の一人は笑い転げていましたが、映像芸術を学ぶ上で参考になることでしょう。

 何とか無事終了したスキー場。最終日はお弁当と缶ビールと爽健美茶が手土産に配られます。それ目当てで最終日にいるのですが、今年はたけのこご飯のお弁当でした。従業員食堂のおばちゃん達が手作りこんにゃくを作るような話をしていたので、幕の内風になるなと予想していました。こんにゃくの煮物がとてもうまかった!

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