のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

みそパン

2024年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

 今日は一日晴天。朝はアイスバーンになっていましたが、日が当たると雪が緩んでザクザクになりリフト降り場の整地が手間でした。スノボの大会があったので朝と夕方は行列ができましたが、競技中はあまり人が乗ってこない静かな一日でした。

 今日は週明けには娑婆に戻る国士舘大学の学生と一日一緒にいましたが、大食いと言う意味では奈良の国立大学生の方が一枚上手、「国」までは一緒なんだから国立打倒に向けて国士舘も根性を見せよう!と、お昼のチャーハンのデザートに餅を食べたりカップ麺食って国立大学に肉薄する根性を見せていました。インターカレッジで実力を磨く。いい話ですが、まだその上に日体大と言う食いっぷりがとんでもない大学生たちがいるんだよ。

 焼きまんじゅうの味噌だれがあったので、3時のおやつは山の上でみそパンを作ってみました。どうやらこのみそパンこちらの地域の発祥みたいで、私が幼少の頃には既に存在していました。いわば地域のスピリチュアルフード。夕方、奈良の学生たちにも「群馬に来たらみそパンやでぇ。」と夜食用に持たせてやりましたが、関西でいうたらあれやねんな。大阪のお好み焼き、京都の八つ橋、奈良やったら鹿せんべいみたいなもんやな。「僕たち、鹿せんべいは食べませんよ。」と言ってましたが、鹿せんべい見せたらコクリとお辞儀をしてかじりつきそうな顔しているし、何よりあれは奈良以外では入手できない地域物産。奈良県民やったら鹿せんべいでっせ。買ってこんでもええからな。

 国士舘の学生、まともに勉強する学部に通っているようで、運動部とはキャンパスも違う。なので、生の柔道部員などお目にかかったことがないそうですが、学校名を出すとまず「柔道やっているの?」と聞かれるそうです。それと、國學院と間違われることも多いみたいで、このスキー場に来た初日に、地元のおじさんに「神主さんになるのかい?」と聞かれたそうです。そういえば、この近くの人で國學院に行って神主さんになった人がいたっけ。

 以前、三重の皇學館大學の学生が来たときに「全国的に神主さんの数が少ないのが現状なんです。」と言ってましたが、大方は生活のための仕事の副業で神主さんやっているようなもの。これから春祭りシーズン、五穀豊穣祈願で大忙しでしょうね。

 この界隈の神社事情、土地神様としては山の中では十二様と言う山の神様をまつっている地区も多く、少し人里に来ると仏教とも関係が深い日枝神社、熊野神社が多い。天神様や八幡様はそれより人里に下りた地域。大黒様や恵比寿様は商店街があった地域、稲荷様なら田園地帯で多くは職業関連集団が祭っている。お諏訪様をまつっている地区は16世紀に北条方の支配下だった地区。だいたい土地神様を見るとその地域の成り立ちがわかりますが、我が家の界隈は薬師様です。広域的には日枝神社の中に入るので氏子総代やらされたことがありました。

 AIとのし烈な競争が求められる世代なので、案外神主さんは安定的な職業になるかもよ。と、学生に言っておきました。

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