のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

持ち主が?

2018年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム

 警察庁の発表によると、来日外国人犯罪でベトナムが中国を抜いてトップに立ったそうです。

 刑務所の住人で純粋な日本人は5パーセント程度だと聞いたことがあります。中国・南北朝鮮・帰化日本人が大半を占めているようですが、ベトナムが新たな勢力になりつつあります。

 ベトナムも日本に来日するようになった始めの頃は優秀な人材が来ていましたが、中国同様ろくでもない連中が入ってくるようになっちまったんですね。

 工場勤務の同級生のところにこの春8人の新人が入ってきましたが、全員ベトナム人研修生。彼の部下はベトナム人はじめ中国人、フィリピン人、タイ人。日本人は?と聞くと地元のパートのおばちゃんが3人。「システムが出来上がっているからそれでも何とかなるみたいだねぇ。」と言ってましたが、作業効率はかなり下がるみたいで、安い労働力とは言えないようです。

 尾道の島に逃げ込んだ脱走囚人、まだ捕まっていないみたいですね。逃げようのない島なので捕まるのは時間の問題なんでしょうが、犯人が潜伏していそうな空き家を捜査するのに持ち主の許可が必要など、法の壁が捜査の足を引っ張っているようです。島を離れて行方の分からない空き家の持ち主もいるようで、こちらの山里に逃げ込んでも同じような事態になることが想像できます。

 我が家の道路を挟んではす向かいの山林は藪になっていてクマやイノシシの潜伏先になっているのですが、持ち主が確定できない山林です。名義は昭和40年代に亡くなった男性の名義なんですが、相続ができていないために手を入れるには親族一同の同意書が必要になる。その親族一同が拡散してしまってわからない。

 保安林指定の場所なので役場も税金が入らないから悠長に構えているのでしょうが、火中の栗も拾いたくないのでしょう。道路に枝が出る部分は勝手に切らせてもらっているのですが、全体的には手を付けられない。毎年、区長が変わるたびに「来年度に持ち越しと言うことで。」と先送りされること十数年。新体制発足から2週間、既に「来年度に」と先送りが暗黙の了解になっています。

 持ち主ははっきりしているのだけれど作付けをあきらめてしまった畑。

 キュウリを作っていましたが、サルが出てきては収穫してしまうので工作をやめてしまった畑を借りて薪作りをしています。

 サルの潜伏先になっている林は持ち主不明の放置林で、親族の何人かはわかっていて伐採を認めているのですが、その中にヤクザ物のような男がおり難癖をつけてきたので誰も手を触れなくなってしまったそうです。

 初老の若者が薪割仕事にいそしんでいる時、村のじいさま達は自分の好きな桜に関する和歌を持ち寄って桜巡りをしていたようです。

 お江戸方面から出てきて一緒に桜巡りをしたおばさんが言うには「文学青年が多いので楽しかった。」と申していましたが、文学青年ではなくあの人たちは文学後期高齢者です。

 「持ち主のわからない杉藪なんざ切っちまってさぁ、ヤマザクラ植えようぜ!」と勝手なことを申してますが、その桜が育って花をつけるまで・・・・・・十分生きていそうな長寿高齢化社会。

コメント
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