のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

スピン

2010年01月08日 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜からの雪で、雪が積もった今朝の国道、私の前を前輪にチェーンを巻いた乗用車が走っていました。スキー客でしょうが、地元の自動車と同じ調子で走っていたので、大丈夫かな?と車間距離を余計にとってついて行きました。 
 後輪はノーマルタイヤのままらしく、エンジンブレーキでも危うい挙動をするので、まずいぞ!と警戒していたら、案の定下り坂のカーブでクルリとスピンしました。
 国交省の具レーダーが除雪したばかりの路面はよく滑ります。チェーンを巻いた前輪を軸に1回転半スピンしていました。テールが雪の壁に突っ込んで停まったようで、怪我でもしていないか自分の自動車を停めて、下りて様子を見に行きました。

 女の子3人組で、まさに鳩が豆鉄砲食らったような顔つきで呆然としていました。「怪我はないか?」と聞くとわれに返ったようです。雪の壁に突っ込んだリア部分はキズもへこみも目に付きませんでしたが、「何が起きたのかよく理解できない」と運転していた女の子はまだキョトンとしていました。
 チェーンを巻いた前輪を軸に一回転半スピンしたことを告げると「ホントー?」と声を発しました。
 あと二回転回れば浅田真央ちゃん並のトリプルアクセルだったね。とからかっても、わけがわからないらしく呆然としたまま。
 スピードを出さずにゆっくり走ってください。とアドバイスして立ち去りましたが、その後事故車両を見ることもなかったので無事に到着したのでしょう。

100108  左の奥が白樺林。手前の二本の木がダケカンバ。似ている樹木ですが木肌の色が違います。

コメント
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