のすたる爺や

文明の果てなる地からのメッセージ

メラミン

2008年09月21日 | 日記・エッセイ・コラム

 中国で強い毒性を持つメラミンが混入された粉ミルクが出回り被害にあった子供達が相次いでいます。

 確か1年前にも中国製のペットフードにメラミンが混入されていたとニュースが流れたことを思い出します。

 メラミンは樹脂など工業製品の強度を増すために使うことは聞いていますが、なぜ食料品に混入したのだろうか?ペットフード事件の時はたんぱく質の含有量が増えたように見せかけるために混入されたと言われています。メラミンは有機窒素化合物なので、窒素量で計るたんぱく質含有量をごまかすのには良かったのかもしれません。

 日本でも年も遡れば森永ヒ素ミルク中毒事件があり、死者はもとより、臓器障害、脳性まひなど後遺症が残る子供達が出てしまいました。

 そういえば、サリドマイド事件も私の世代でした。同い年の知人にはサリドマイドによる障害持つ者がいます。

 不完全な科学の発展途上のために、乳幼児が毒物劇物の被害にあうのは半世紀前の琴かと思っていたら、今の世の中にも起こりうるんですね。

コメント
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