魚沼の散歩道

魚沼での、無農薬での野菜作りと四季の変化を徒然にお知らせします。

宇和島名産じゃこ天をご存知ですか?

2007-12-29 22:14:05 | ご挨拶、その他
毎年、年末に母が送ってくれます。
今年もみかん、子供たちのお年玉と一緒にこの天ぷらを送ってくれました。
「じゃこてん」とは
ねり製品の一種で、主に愛媛県の宇和海(豊後水道)で水揚げされる小魚、
「ハランボ(ホタルジャコ)」の、頭・うろこ・内臓などを丁寧に取り除き、
骨ごとすり潰して調味料などを混ぜて、小判型の枠に入れ、型からはずして、
そのまま油で揚げたものです。塩味です。
宇和島あたりでは、昔はじゃこ天でなく、天ぷらと言いました。
この天ぷらを小さい頃から、食べて育ちました。
おいしいダシがでるので、うどんに入れたり、散らし寿司、煮物など、
なんにでも使いました。カレーの中に肉代わりにも入れたりしました。
そのまま、食べてもおいしいので、酒の肴にもなります。
祭り、正月などの行事、冠婚葬祭には、欠かせない物です。
雑煮の中にもこの天ぷらを入れます。
丸餅で、しょう油味です。
白菜、ほうれん草などを入れます。
それで、正月前にこの天ぷらを送ってくれます。
魚沼のお雑煮には、塩鮭の切り身が入りますが、
私は生臭くてあまり好きでないので、自分用に天ぷら雑煮を作ります。

今年は天ぷらだけでしたが、いつもは、かまぼこ、ちくわなども送ってくれます。

宇和島は豊後水道で新鮮な小魚が獲れるので、いろいろな練り製品があります。
かまぼこにもいろいろあります。
錦巻きといって、ピンクや緑に染めた海苔巻きのように巻いたかまぼこや
油揚げのようなものをまいたかまぼこなどあります。
味は塩味で歯応えがあります。
京都のかまぼこは甘くて、好きになれませんでした。
やっぱり、小さい頃から、食べなれた物を人は一番美味しいと思うものだと思います。
でも、この頃は薄味になれたせいか、宇和島のかまぼこは私には、少し塩気が強すぎるようです。