傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

郵便不正事件:飯島勲氏を事情聴取・・・検察の汚名返上の猿芝居か?、深層解明?

2010-04-09 06:51:58 | 郵便不正事件

郵便不正事件は村木元局長の無罪は確実であり、元上司の菊田元部長から名前が挙がった小泉元総理秘書の飯島勲氏を大阪地検が事情聴取と朝日新聞が報道。
大阪地検は菊田元部長からの供述による村木元局長の犯罪ストリーが公判で破綻し、検察の組織防衛から自ら菊田元部長が飯島勲氏と相談していた事実を公開し、郵便不正事件は元秘書・政治家絡みになってきましたね。

朝日新聞の記事『元首相秘書官から事情聴く 郵便不正事件で大阪地検』で、

”「厚生労働省から自称障害者団体を郵便割引制度の適用団体と認める偽の証明書が発行された事件で、大阪地検特捜部は6日、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われた同省元局長村木厚子被告(54)の上司だった元障害保健福祉部長(塩田幸雄氏)が、昨年5月の特捜部による事情聴取の開始直後に相談したとされる元首相秘書官(飯島勲氏)から当時の経緯などについて任意で聴いた。

 関係者によると、元首相秘書官(飯島勲氏)は特捜部に対し、「(元部長(塩田幸雄氏)には)『後先を考えず、本当のことを正直に検察に話したほうが賢明だ』と電話で助言した」などと説明したという。2人は元首相が閣僚時代からの知り合いという。

 元部長(塩田幸雄氏)は元首相秘書官(飯島勲氏)に相談した後、自らの判断で証明書発行をめぐる村木元局長への指示などを認める説明を検察側にしたとされるが、村木元局長の公判では「記憶がない」などと証言した。

 この日の元首相秘書官(飯島勲氏)の説明を踏まえ、検察側は元部長(塩田幸雄氏)の捜査段階における説明の信用性が高まったと判断。元首相秘書官の供述調書を今後の公判で証拠として提出するとみられる。

 元首相周辺は3月、朝日新聞の取材に「(元部長(塩田幸雄氏)には)『本当のことを正直に話しなさい』とだけ言った」としている。
」”

と報道しています。

記事では、検察の村木被告+上村被告の共謀ストリーの妥当性に、塩田元部長の供述の信用性の傍証の論調ですが、公判で検察の描いたストリーは破綻しており、何か汚名返上の猿芝居に見えますね。
検察は、「塩田元部長の政管の暗部」は把握しており、小泉元総理に弱みを握られていた検察は、塩田元部長を誘導し、村木元局長を犯人ストリーに着地させる供述調書をとったが、公判で、塩田元部長は供述を翻し、検察を「想像上の産物」と批判され、検察側は組織防衛に「元部長(塩田幸雄氏)は元首相秘書官(飯島勲氏)に相談した後、供述した」、「元部長(塩田幸雄氏)は、元自民党議員(木村義男氏)から金銭を授受していた」と暴露し、村木元局長を犯罪者へ示唆したのは、塩田元部長とだったと言いたいのでしょうか?
そのことは、検察は組織防衛にもなるが、実は、「検察の劣化」の証であり、政管の利権絡みが存在していたという事になりますね。

郵便不正事件は、実行犯のノンキャリア上村元係長の悲哀もあるが、真相は政管の利権絡みの犯罪で、政治案件の窓口の塩田元部長が極悪であり、塩田幸雄元部長(現在:(独)福祉医療機構)および(独)福祉医療機構の生い立ち、飯島勲氏、木村義男・元自民党議員らの利権絡みの組織的犯罪を解明することが、検察の「汚名返上」ですね。

「参考」

郵便不正事件における本ブログ関連
① 「郵便不正事件:公判で、自民党議員の名前が出る・・・背景に政管の利権か?」(2010-03-26)
② 「郵便不正事件:公判で、主役の飯島勲氏の名前が出る・・・検察の組織防衛か?」(2010-03-20)
③ 「郵便不正事件:村木元局長は冤罪模様であるが、極悪は蚊帳の外(邪推)」(2010-03-04)
④ 「郵便不正事件:松田光世氏のTwitterで全体像が見え始めた?」(2010-02-28)




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。