村木元局長の10日の無罪判決は当然で、偽造証明書を発行の実行犯の上村勉元係長は、その犯罪行為は処罰を責を問われるのは当然でであるが、これで郵便不正事件が終息するのは解せないですね。
上村元係長に障害者団体の偽装証明書を発行させた暗黙の圧力?、日本郵政側が偽装証明書で料金割引制度を認可したことが何ら解明されておらず、「トカゲの尻尾切り」で終息させたい別の力が働いているのでしょうね。
当方は、「文藝春秋」(2010.10)の独占手記『村木厚子 私は泣かない、屈さない』を一読し、村木元局長の無罪は当然という思いと、検察の描いたシナリオ(構図)に犯罪を構成させてゆく調書の怖さを改めて痛感しました。
一方、実行犯の上村勉元係長が、何故、偽造証明書を作成したのか不可解であり、日本郵政側が事務的・機械的に料金割引を認可したのか不可解であり、当方には、別の力が働いていると邪推していますね。
郵便不正事件は、朝日新聞の報道から、検察の描いた構図と判決の認定を改めて整理すると、
① 河野克人被告(「凛の会」元幹部)が、倉沢邦夫被告(「凛の会」元会長)に、口利き依頼要請(認定)
② 倉沢邦夫被告(「凛の会」元会長)が、石井一衆院議員に、口利き依頼(認定せず)
倉沢邦夫被告(「凛の会」元会長)が、村木厚子元局長へ、証明書発行を働きかけ(認定せず)
③ 石井一衆院議員が、塩田幸雄元部長(村木元局長の上司)へ証明書発行依頼(認定せず)
④ 塩田幸雄元部長が、村木厚子元局長へ、証明書発行指示(認定せず)
⑤ 村木厚子元局長が、XXXXX(部下)へ、証明書発行指示(認定せず)
(XXXXX:実行犯の上村元係長の前任者?)
⑥ 上村勉被告(元係長)が、上司の村木厚子元局長へ、証明書手渡し(認定せず)
⑦ 村木厚子元局長が、倉沢邦夫被告へ、証明書手渡し(認定せず)
朝日新聞の報道では、実行犯の上村勉被告(元係長)が偽装した証明書を村木厚子元局長へ証明書手渡した(認定されず)とあるが、上村勉被告(元係長)と「凛の会」の接点は、何も記述されていないですね。
当方は、本ブログ「郵便不正事件:検察、村木元局長に1年6ヶ月を求刑・・・誰が、上村勉被告に圧力を?」で、
”「虚偽証明書の作成の実行犯の上村勉被告が、何故、自分の利益にならないのに、虚偽証明書を発行したのか?、(虚偽)証明書で、日本郵政側は、速やかに、料金割引制度を認可したことについては、何ら、解明されていないのが不可解ですね。」”
と書きました。
確か報道では、上村勉被告(元係長)が、前任者から「凛の会」から証明書の発行要請の事案を引き継ぎ、「凛の会」から再三の要請を煩わしい雑務とし、証明書を不正行為で偽造し、倉沢邦夫被告(「凛の会」元会長)に、虎の門の喫茶店で手渡し、雑務から開放されたかったいう報道を記憶しています。
当方は、朝日新聞が報道している検察の構図は、「政治家案件」として石井一衆院議員が塩田幸雄元部長(村木元局長の上司)へ口利きを依頼とあり、塩田幸雄元部長は、村木元局長へ指示したとあり、村木厚子元局長が、XXXXX(部下)へ、証明書発行指示とあり、 倉沢邦夫被告(「凛の会」元会長)が、村木厚子元局長へ、証明書発行を働きかけたとあるが、全て認定されなかったことは、では、上村勉被告(元係長)の前任者(XXXXX)は、一体、誰から、「凛の会」の事案を依頼されたのでしょうか?
前任者は、直接、倉沢邦夫被告(「凛の会」元会長)から働きかけを受けたのか?、それとも、上司(村木元局長以外)から相談を受けたのかわかりませんが、「やばい事案」とし、放置し、上村勉被告(元係長)に引継ぎ、上村勉被告(元係長)は、煩わしい雑件として、単独に不正行為したのでしょうか?
ノンキャリア官僚の上村勉被告(元係長)が、自己利益にもならない事案を、不正行為をしてまで、虚偽証明書を発行するのか不可解なのです。
当方には、郵便不正事件は、村木元局長の関係の無い別な世界が存在しているとしか思えないのです。
村木元局長の無罪は当然であるが、村木元局長へ指示したという塩田幸雄元部長は、小泉元総理の飯島勲秘書と気脈を通じている関係があり、検察は、三井環氏の「検察裏金事件」のもみ消しで、小泉元総理の借りがあり、塩田幸雄元部長:飯島秘書が事件の主役ではないかと邪推しています。
世の中、全てパワーゲームであすから、活字になったら、もう、水面下で、物事は着地しているのです。
参考
① 本ブログ「郵便不正事件:飯島勲氏を事情聴取・・・検察の汚名返上の猿芝居か?、深層解明?」
純な村木元局長が関与していない政治・官僚の利権の世界があるのでしょうね。
一般企業では 上司にも責任ありとしているが
検察側でもFD偽造で責任者が追求されているのに?