傍観者の独り言

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小沢国会招致:菅執行部は説得には合理的理由が不可欠

2010-12-27 07:04:20 | 民主党(菅政権)

菅執行部が、27日の役員会議で、小沢一郎氏の国会招致を決めるのには、合理的理由が不可欠ですね。
小沢・菅2者会談で、「国会の決定に従う」の理由で説得したが、国会招致を促しが不調になったのは、小沢一郎氏の合理的理由を覆すことができなかったのであり、三権分立の原則に準じた合理的理由が必要ですね。

小沢一郎氏の国会説明については、世論の「小沢一郎氏は国会で説明すべき」が多数という背景があるが、検察審査会の議決で強制起訴が決定し、最高裁が「行政から司法の分野で決着を」と決定しており、小沢一郎氏には合理的理由がありますね。
小沢一郎氏は、岡田幹事長との会談時に、ペーパーで、政倫審出席には合理的理由が無い事を表明しており、菅執行部は小沢一郎氏の言う合理的理由を覆す合理的理由を持って、役員会議で国会招致の是非を決定すべきですね。

また、小沢一郎氏は、国会招致を応じる事で、国会運営がスムースに行くのであれば、国会招致を応じる用意もあると条件提起しており、菅執行部は、小沢一郎氏の提起に、何らかの回答することが不可欠ですね。
岡田幹事長は、野党とは国会運営でネゴしないという姿勢を公言しているのであれば、菅執行部は、より合理的な理由が必要になりますね。

さらに、小沢一郎氏は、先の参議選大敗を初め、選挙は連戦連敗であり、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題だけでなく、菅政権へ批判であり、挙党態勢で臨むことが必要ではないかの問題提起に、菅政権は、「政治とカネ」問題も一因とすれば、より合理的な理由が不可欠になりますね。

当方は、本ブログ「小沢一郎氏:「政倫審には出ない」「国会の決議に従う」とは「政倫審に出る」という意味」で、小沢一郎氏は、環境が整えば、国会招致を応諾すると書きましたが、菅政権は、合理的な理由で、小沢一郎氏を説得することが必要ですね。

当方は、本ブログで、菅首相は小沢一郎氏に政倫審招致を要請するのであれば、小沢側の姿勢(司法での決着)を踏まえて合理的・建設的な案で折衝(説得?)すべきとし、
”「政倫審招致問題など枝葉末節の話で、「政治とカネ」問題は、行政の世界から司法の世界に物事が移ったとすればいいだけの話」”
とし、連合が民主党の内部紛争を心配し、仲介の労をとったのであれば、
現在の政治の混迷を反省し、「国民の生活第一」を挙党一致で取り組みの場の好機を活かすことです。

マアー、菅首相は「脱小沢」路線に固執している以上は、本日の役員会議で、合理的な理由なく、小沢一郎氏の国会招致は決定するでしょうね。
しかしながら、小沢一郎氏の国会招致は無意味なのです。
本ブログで、
”「仮に、小沢一郎氏が政治倫理審査会なり、証人喚問なりに応じても、小沢一郎氏が「起訴が決定し、裁判に関わる内容は話せません」と形式的な答弁に終始することになりますね。」”
と書き、無意味な国会招致に、菅執行部・野党・メディアが「小沢悪し」と喧伝しているだけです。
だから、小沢一郎氏は合理的な理由で国会招致を拒否し、それでも「国会決議には従う」という姿勢を崩していないのです。


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