傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

小沢一郎氏:「政倫審には出ない」「国会の決議に従う」とは「政倫審に出る」という意味

2010-12-20 08:39:12 | 生活の党・小沢一郎

菅政府は、小沢一郎氏を政倫審に強制的に出席を促し、拒絶すれば政倫審で議決を実行する動きですが、小沢一郎氏は「自ら政倫審には出ない」、「国会の決議には従う」と発言しており、菅首相の要請は拒絶し、政倫審の議決には従うということで政倫審に出席するということでしょうね。
当方は、小沢一郎氏の言動はブレていなかったと推移すると予想します。

菅首相側は、ねじれ国会の現下では、国会運営の障害に小沢一郎氏の国会説明が避けて通れないという思いがあり、この際、小沢一郎氏に強制的でも政倫審の出席させ、拒絶すれば離党勧告し、小沢切りで支持率UPと野党との連立を狙うことが見え見えですね。

一方、小沢一郎氏は、当初から「自分はやましい事は何もない」と主張し、代表選では、国会説明に関しては、「逃げない、国会の決議に従う」と発言し、その後は、「やましい事は何もないので、自ら政倫審に出席することは不要」と発言し、民主党から政倫審への要請には、「政倫審に出席することで、国会運営は順調に推移するのか、野党と調整できているのか」と政倫審の自ら出席は拒絶姿勢。
そして、12月に入り、茨城県議選に危機感を表明し、統一選への態勢に警鐘すると同時に、両院議員総会の開催の準備を示唆し、岡田幹事長の政倫審招致要請は、拒絶すると同時に、弘中惇一郎弁護士に、「被告人に近い立場である小沢一郎氏が、公の場での答弁には限界ある」と代弁させる。
小沢一郎氏の「自分は離党しない」「自ら政倫審には出席しないが、議決に従う」「菅政府になり、選挙は連戦連敗であり、統一選に危機感をもつ」との発言の流れから推察すれば、菅首相であろうが政倫審への出席要請は拒絶するが、政倫審の決議に従い出席するが答弁は限定的になるということでしょうね。

菅首相側は、小沢一郎氏と菅首相との会談が不調なることを予想し、政倫審で議決し、拒絶すれば離党勧告、および、来年の強制起訴を理由に、離党勧告し、小沢一郎氏を切り、野党と連立し、国会運営を目指していると報道があるが、その前に、両院議員総会が待ち受けていますね。

小沢一郎氏は、「政倫審には自らは出ない」と言っているが、「議決があっても出ない」とは言っておらず、また、弁護士が国会招致されても答弁は限界があると先制布告しており、政倫審であろうが、証人喚問であろうが、小沢一郎氏は出席しても、「裁判の決定している身であり、答弁できる範囲には限界がある」と答弁すれば良く、国会招致など無意味なのに、メディアも菅首相側も、無意味な国会招致での喧騒はバカバカしいですね。

小沢一郎氏は、菅首相に政倫審の出席要請を拒絶し、菅首相に「政倫審の議決されたらどうですか?」と発言から、本格的なパワーゲームの開始のゴングが打たれるのです。と、当方は推察しています。
切り札は、小沢一郎氏が持っているのです。
弁護士の記者会見が重要なキーで、政倫審の議決など粛々とやらせれば良いのです。
小沢一郎氏は、菅首相との会談後、「自分はやましい事はないので、自ら政倫審に出席しない。政倫審の議決があれば出席する用意はある」と発言すれば良いのです。

マアー、政治とカネ問題は、検察の暴走から始まっており、それにメディアが協働し、個利個略の菅首相グループの守権のパワーゲームに過ぎず、日本社会を疲弊させているだけですね。

それにしても、NHK番組で、「ねじれ国会」にさせた戦犯の枝野幹事長代理の発言は、政権交代を実現させ民主党の「中興の祖」の小沢一郎氏を批判できる立場でないのに、厚顔無恥ですね。



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