傍観者の独り言

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小沢裁判:西松献金事件、検察審査会の申立人の精査が不可欠(2)・・・邪推

2012-02-27 06:23:04 | 検察・メディア

政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された小沢一郎氏の公判は、検察の作成した虚偽捜査報告書が検察審査会の議決へ影響したか否かの議決の正当性及び検察審査会自体の透明性が問われているが、それはそれとして、誰が検察審査会に申立したかの精査も必要ですね。
メディアは、申立した市民団体「真実を求める会」の実態を把握しており、検察組織との関連性を調査し、「善良なる市民団体」か否かを報道する責務があると思いますね。

当方が、検察審査会の申立人に拘っているのは、当方自身で、申立人を「在特会」の桜井会長と断定の誤認したブログを書いたこともありますが、「JanJanBlog」の成瀬裕史氏のブログ『「小沢裁判」の出発点、市民団体「告発」の謎』に接して、同じ疑問を感じ、小沢一郎氏を告発、検察審査会へ申立した市民団体が、善良なる市民団体か、検察組織と関係はないかという疑問を持ち続けていたからです。

当方が、申立人を誤認した背景は、検察が小沢一郎氏を不起訴処分を不満とした民族主義の色彩の濃い在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井会長ではないかと想定し、桜井誠会長のブログ「Doronpaの独り言」を一覧し、断定しましたが、その後、朝日新聞の記事に接して、「在特会」ではなく、市民団体「真実を求める会」と訂正した経緯を、本ブログ「朝日新聞の「報道と人権委員会」:どう報じる検察審査会・・・朝日新聞は見苦しい回答!」(2010-08-12)、「第5検察審査会への「申立」の「真実を求める会」について?(邪推)(追記)」(2010-10-07)、「第5検察審査会への「申立」の「真実を求める会」と「検察審査協会」との類似性(邪推)」(2010-10-11 )を書きました。

「在特会」の桜井会長は、平成22年2月4日 東京検察審査会が小沢一郎氏を不起訴処分の決定に、
平成22年2月5日 在特会」の桜井会長が検察審査会事務局へ不服を申立、受理
平成22年2月11日 在特会」が、5日付け「受理通告書」を受け取る
平成22年 4月17日 桜井会長が検察審査会の今後の見込み
を発信しており、「告発人」でなくても、検察審査会事務局から申立の「受理通告書」を受領していることもあり、誤認しました。

ただ、検察審査会事務局が2月5日に、「在特会」に「受理通告書」を発行し、後日、2月12日の「告発人」(真実を求める会)からの申立を受理し、「在特会」の申立を却下し、4月まで「在特会」に却下を連絡せず、「在特会」がおとなしくしてたか違和感を覚えますね。
「在特会」の性格から検察審査会事務局に抗議・圧力をかけ、審査会のメンバーなり補助審査員の選定及び議決に影響を与えた可能性があると邪推しますね。

もし、当方が「在特会」関連の人間であれば、検察審査会事務局に、「街宣車を乗りつけ、名指しで責任者を出せ」と執拗に抗議しますね。
郵便不正事件で、一銭の得にならないのに偽造証明書を発行した係長は、外部の人間から、上司(村木局長ではなく元部長)の名前をだされ、執拗に、証明書発行を迫られ、早く、本来の業務に取り掛かりたく、証明書を偽造し手渡したと思え、宮使いの人間はミスをミスと認めず、穏便または高圧的に処理する体質があり、相手が「在特会」であれば穏便に処理したと邪推しますね。
メディアが、申立人の市民団体「真実を求める会」の論評が皆無なのは、検察審査会事務局の幹部から報道の配慮を言われていたからではないかと邪推しますね。

マアー、申立の市民団体「真実を求める会」が「善良なる市民団体」として、朝日新聞のは記事『小沢氏告発の団体とは 「保守」自認、政治的意図なし』(2010年10月8日8時57分では、

”「小沢一郎・民主党元代表について「起訴すべきだ」との結論を出した検察審査会。東京地裁の脇の掲示板に4日に張り出された「議決の要旨」には、審査申立人の欄に「甲」とだけ書かれていた。小沢氏を東京地検特捜部に告発した市民団体だ。一体どんな人たちで構成され、何が狙いなのか。匿名を条件に、謎の団体の代表が口を開いた。

 その団体の名は「真実を求める会」という。

 「命の危険があるから、名乗ることは出来ない」

 団体の代表は取材の冒頭で、こう切り出した。強大な政治力を持つ相手を告発しただけに、素性を明らかにすることで、様々な中傷や嫌がらせを受けるのが心配なのだという。議決の要旨でも、審査会の事務局に頼んで名前を伏せてもらった。

 代表は、取材には氏名や経歴を明かしたが、それを公表することは拒んだ。メンバーは関東近郊に住む60代を中心とする男性約10人で、行政書士、元新聞記者、元教師、元公務員などがいるという。

 政権交代前から民主党に批判的な目を向ける点で一致していた。「せっかちだ」「すぐに議員連盟を作って騒ぎ立てる」など、メンバーによって「ここが嫌い」の中身は様々だが、何か具体的な行動を起こそうと決めた。

 政治的には「保守層」と自認する。自民党寄りではないか、との見方もあるが「政党とは関係ない」という。会の名前は、「右翼や政治団体だと思われないように、庶民っぽい名前」に決めた。

 本格的な話し合いが始まったのは今年に入ってから。様々な民主党議員の疑惑を検討する中で、東京地検特捜部が小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件の強制捜査に着手。1月15~16日に、小沢氏の元秘書ら3人を相次いで逮捕した。別の市民団体の告発が受理された結果だったが、この告発対象に小沢氏は含まれていなかった。

 「秘書に責任を押しつけて、小沢氏だけが逃げるとしたら、許せない」

 法律の専門家の助言を得て、急いで小沢氏を「被告発人」に含めた告発状をつくって、同21日に特捜部に提出した。告発状の末尾には、あえて「何らの政治的意図やイデオロギーを背景として行っているものではない。売名行為で行っているのでもない」と結んだ。

 捜査当局への告発は、だれでもできる。まもなく告発状は受理され、特捜部による小沢氏自身の事情聴取も行われた。しかし2月4日、特捜部は元秘書ら3人だけを起訴し、小沢氏を不起訴(嫌疑不十分)にした。

 納得がいかず、東京の検察審査会に審査を申し立てた。土地取引事件では複数の市民団体が東京地検に告発したとみられるが、審査会への申し立て資格が認められたのは、小沢氏本人を告発して不起訴となった「真実を求める会」だけだった。

 審査会の手で起訴に持ち込み、「小沢氏が無罪になったとしても、公判で資金の流れを明らかにして欲しい」との考えだった。十分な捜査をせずに不起訴にした特捜部への不満もあったという。

 審査会を「政争の具」に使ったのではないか。その問いに対して代表は、「それは心外。小沢氏ありきでも、検察審査会の制度改正を利用したわけでもない」と反論した。「申し立てはあくまでも問題提起で、審査員も結局、公の場での説明が必要だと思ったから、このような議決になったのだから」と胸を張る。

 4日の「起訴議決」の知らせを審査会事務局から電話で受けたときには、「とんでもないことを成し遂げてしまった」と驚いたという。

 今後は、小沢氏の裁判の行方を見守ると共に、「今回の手応えをもとに、おかしいところはどんな政党であれ、追及したい」と語る。(藤森かもめ)
」”

と報道しており、会員の、”「すぐに議員連盟を作って騒ぎ立てる」”発言に、何か政治家との繋がりを臭わせることが引っかかっていました。

本ブログで、

.”「ネットでは、市民団体「真実を求める会」の代表は、元産経新聞記者のY氏という憶測情報があり、「週刊ポスト」(10.22号)の記事”『「たった1人」に殺された小沢一郎』で、小沢一郎氏を検察審査会にも申立した団体「真実を求める会」は、極めて政治色の強い団体で、中心メンバーは元新聞記者とし、今回の申し立てをしたのは、団体でなく、この元新聞記者1人だったと、
”「申立人は私1人です。最初は皆で出す予定だったが、徐々に腰が引けてきた。私も身の危険を感じているで名前が出ないように求めました(検審の議決では、申立人は『甲』と記されている)。議決がされたことは知りませんでしたが、国民の要望の表われた当然のものと考えています
。」”

と書きました。

申立人の市民団体「真実を求める会」は、実質、一人であり、善良なる市民団体に相応しいか疑問であり、1月21日に、小沢一郎氏を告発し、2月4日に、検察が小沢一郎氏を不起訴処分し、2月5日に、市民団体「真実を求める会」は、不起訴不満とし、検察審査会に申立すると発表し、2月12日に、検察審査会に申立し、受理された流れです。
「真実を求める会」は、議決には、何か、関心薄ですね。
一方、受理された申立が却下されたのを知らずの「在特会」は、検察審査会の議決(起訴相当)を心待ちしており、検察審査会に無視され、直に引き下がるか疑問ですね。

成瀬裕史氏のブログ『「小沢裁判」の出発点、市民団体「告発」の謎』の”「小沢氏を「告発」し「審査申立て」した者と検察捜査との関係の“真相”をも明らかにして欲しい」”と同感であり、申立を後日、却下された「在特会」との関係の精査も希望しましますね。



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