傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

民主代表選:小沢一郎氏は「正攻法」「正論」だがイメージ対策にも注力を

2010-09-03 07:07:40 | 生活の党・小沢一郎

小沢一郎氏と菅直人氏の公開討論会を視聴し、小沢一郎氏は個人攻撃・自己弁明を控え、社会構造改革を訴える正攻法の正論であったが、かたや、菅直人氏は、表層症状を対症療法中とし、強調したのは「カネと数」の政治体質の小沢一郎氏を否定発言ですね。
日本社会の現下を鑑みすれば日本社会の構造改革が不可避で、小沢一郎氏が正論であるが、菅直人氏は社会批判の市民活動家から政治世界に参画したので、「カネと数」政治体質批判は国民には好感されるのは事実でしょうね。
小沢一郎氏側には、正攻法だけでなく、イメージ対策に注力を望みますね。

昨日に公開討論会をTV視聴し、ブログ「Nothing Ventured, Nothing Gained.」様のエントリー『討論とはいえない日本記者クラブの公開討論会』ではないが、バカバカしいと切り捨てたい思いと同時に、これが現実であり、代表選は、小沢一郎氏VS菅首相+メディア連合軍という位置づけで、小沢一郎氏側もイメージ戦略、メディア対策が急務と思いましたね。

当方は、既得権で硬直化した政官業社会には、「破壊と創造」が不可避という思いがあり、小沢一郎氏が金権政治家であろうと「剛腕」の破壊力を期待している人間であり、最後のご奉公として、日本社会の破壊を切望しています。
ただ、公開討論会を視聴し、本日(3日)のメディア論調(例えば、朝日新聞の1面トップ記事首相と資質」火花、社説「政治観の違いが見えた」、NHKニュース「代表選 政策などで論戦活発に」・・・)が現実であり、例え、民主党を子供体質から大人体質に変え、政権交代を実現の最大の功労者で、民主党の「中興の祖」であっても、「情」の世界だけでなく、メディア対策にも注力すべきですね。

当方は、本ブログ「民主代表選:小沢一郎氏は「ナタ」、菅直人氏は「錆びたカミソリ」(印象論)」で、

”「小沢一郎氏は大人が扱う鈍器「ナタ」であり、菅直人氏は得意技の「口撃」と抱き合わせの「錆びたカミソリ」ですね。」”
”「菅直人氏が強調する「クリーン」「オープン」「全員参加」という美辞麗句は、国民向けには清涼飲料水的な爽やかさを与えるが、片や、小沢一郎氏は、今日の硬直化した社会は、戦後の民主主義が理解不足のまま推移が日本社会の精神的構造の一因をなすと大上段から問題提起する愚直さ・重厚さを感じさせる。」”

と書き、世の中、参議院選の大敗の責任問題より、小沢一郎氏の大人の愚直さ・重厚さより、菅直人氏に清涼飲料水的な爽やかさを感じているのは事実なのです

これは、本ブログ「「週刊朝日」記事:小沢一郎の人間像について・・・不器用な一徹の印象!」で、渡辺乾介氏(政治記者)の『小沢一郎の作法と流儀』を紹介しました。再度、掲載しますと、

”「渡辺氏は、「小沢氏は人物月旦に関わることは、一切漏らさない。」を語っています。
囲碁でも相手の棋風は言いません。
母親のみちさん(95年死去)は、一人息子が大臣の子として特別視されないよう、厳しく躾けました。
男は言い訳をしない。人の悪口は言わない」という教育は徹底していた。
小沢はこの教えをいまだに厳格に守っているわけです。。
」”

”「渡辺氏は、「小沢氏は、徹底した合理主義者者として、地位やポストといった属性から生じる権威は認めない。」と語っていますね。
「相手が若くても、能力の高い人であれば敬意をもって接する。
逆にプロとして要求する水準は高いから、そこに達していないとはねつける。
相手が政治家や記者でも同じです。

小沢はこれまで、「独断専行」、「二重権力」、「壊し屋」、「わがまま」などと、さんざん言われてきました。
小沢は、政治とは何か、政治家とは何かということについて極めてストイックで、「政治とは妥協の産物である」という政治スタイルを嫌います
」”

”「小沢が一番嫌い、しかも多用する言葉は「ご都合主義」で、政治家の「いい加減さ」をきらい、周囲にもそれを求める。
しかし、そこに人間性の広さや深さがあれば、共感が広がるのでしょうが、小沢は近しい人にも「ありがとう」と言えない人で、サービス精神は完全に欠落し、だから嫌われるわけと語っています
」”

と紹介しました。
昨日の公開討論会をTV視聴し、小沢一郎氏の一徹さを垣間見しましたが、正論であり、正攻法ですが、もう少し、本音をストレートに語れば良いのになあーと感じましたね。
マアー、サービス精神が欠落しした媚を売る事を嫌う人間性ですから要求するのは酷なのでしょうね。
本人がしなければ、小沢一郎氏スタッフが代替しなければならないですね。

まずは、急務は「政治とカネ」問題の小沢一郎氏側の統一見解を明示することでしょうが、それについては、続報する予定ですが、先に、小沢一郎氏の言いたいことをブログ「世相を斬る あいば達也」様のエントリー『小沢一郎の一連の含みある発言の「本音」を分析、代弁を試みる』で、「一を知ったら十を知れ」の言葉少ない小沢一郎氏の代弁をしておりますが、代弁内容は賛同しますね。

「クリーン」「オープン」「全員参加」の政治で、1000兆をも不良債務の日本を、国民全員が消費税増税で社会保障に充当し、末永く、永永と「最小不幸社会」を甘受することは御免蒙りたいですね。
日本社会の先鋭的な構造改革を望みますね。

ネットでは、小沢一郎氏が支持されているとか、菅直人氏は総理の資質が問題だとか騒いでも、現実はメディアが世論誘導するパワーをもっていることが事実であり、代表選は権力の最大パワーゲームであり、勝利するには、イメージ対策、広報対策が重要と思いますね。
勝てば官軍ですから、まずは、勝つことです。
「数とカネ」が選挙を勝利する第一です。






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