北朝鮮ロケット（ミサイル？）の発射は想定され、発射情報を国民への広報には、準備万端の待ち構えていたが、現実は、国民はTV報道で知ることになる。
福島原発事故は、未曾有の地震・津波による全電源喪失は想定外とし、国民のパニックを恐れ情報公開せず、多大の被爆災害となる。
福島原発事故で、「想定外も想定」の教訓を受けたのに、想定の北朝鮮ロケットの発射情報の広報が出来なかったのは、想定外も想定」せず臨機応援の欠如ですね。
北朝鮮ロケット（ミサイル？）の発射について、NHKニュースでは、『官房長官“発表内容を検証”』（4月13日 18時22分）、『防衛省 情報の確認手段を検証』（4月14日 4時55分）で報道していますが、想定外の事態の不手際の弁明でしかないですね。
NHKニュースによれば、
”「防衛省は、今回の発射にあたって、アメリカから提供される早期警戒衛星の情報だけでなく、海上自衛隊のイージス艦や地上に配備した航空自衛隊のレーダーなどで探知や追尾ができた段階で、発射を確認するという手順を決めていたことを１３日に明らかにしました。
この対応について、防衛省は「アメリカから提供された情報だけを根拠に判断をしないルールだったため、ほかの情報でクロスチェックをしようとしていた。必要な確認作業を行い、時間がかかったが、必ずしも判断や公表が遅かったとは思っていない」と説明しています。」”
とあるが、アメリカからの早期警戒衛星の情報受信後の対処は云々とあるが、受信後の云々は、事前想定されていたが、自衛隊による確認作業が一定時間内に出来なかった場合の対処が想定されていなかったということですね。
要は、発射の確認の手順だけが想定されており、一定時間内に自衛隊確認情報がなければ、どうするか？が想定されていなかったということですね。
想定された北朝鮮ロケット（ミサイル？）の発射情報は、防衛省、官邸は、米軍早期警戒衛星（SEW)から第一報を受信したが、官邸は、誤報を恐れ、ダブルチェックに時間を要したとし、ＥｍーＮｅｔ（緊急情報ネットワークシステム）で「発射したとの一部報道があるが、わが国としては発射を確認していません」と発信し、JーＡＬＥＲＴ（全国瞬時警報システム）による国民への発射情報は発信されなかった。
最終的には、ダブルチェックされずに、米軍早期警戒衛星（SEW)情報で発射を確認したと発表。
福島原発事故は、未曾有の地震・津波で全電源喪失し、想定外の事故を、初期の悪戦苦闘の事故現場力で、「不安定な微妙な安定状態」に落ち着かせ、「想定外も想定」という危機管理の教訓を学んだのです。
この度の北朝鮮ロケット（ミサイル？）の発射は想定され、国民に発射情報を広報する準備万端で待ち構え、米軍早期警戒衛星（SEW)からの第一報の取扱に、事前のダブルチェック云々の想定事項に該当せず、時間を浪費し、国民に情報広報する機を逸したのです。
要は、想定外の事態に、臨機応変が出来なかったのです。
事前に、米軍早期警戒衛星（SEW)から第一報が受信した際、ＥｍーＮｅｔ（緊急情報ネットワークシステム）、JーＡＬＥＲＴ（全国瞬時警報システム）なりに、「米軍情報より発射情報を受信、わが国は、まだ、未確認、確認中」と発信すれば、自衛隊は、準備作業に着手するし、待ち構える市町村は、後報へのスタンバイ状態になりました。
官邸は、防衛省からの後報なりの情報でダブルチェックするなりし、確実な情報を続報でき、市町村はそれなりに対処できたのです。
この度の北朝鮮ロケットの発射情報の広報が出来なかったのは、想定外に臨機応援に対処できなかっただけの話です。
過去の誤報を教訓のダブルチェックを第一にした手順であり、米軍情報後、一定時間内に、自衛隊による確認が取れなかった場合を想定外にしていたことです。
国民に危機発生情報を発信させるかを第一と思慮せずに、誤報回避が第一の手順重視の対策を想定したからです。
この度の発射情報を発表しなかったことは、国民に無用な不安を与えると、情報発信しなかった福島原発事故の「想定外も想定」の教訓が活かされず、規定手順に準拠したとか、発表表現の適切さを検証するとかは、枝葉末節の弁明しかないですね。
ロケット ミサイル 人口衛星 この3つの単語が 同じものを 表現しているのは 理解できない。