傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

天木直人氏の意見「小沢民主党にエールを送りたいが・・・・」には、共感します。

2009-04-04 10:50:12 | 独り言
元外務官僚の天木直人氏の意見には、当方は、同感の思いと本ブログで書いてきましたが、最新のブログ「小沢民主党にエールを送りたいが・・・・」には、共感します。
「小沢民主党にエールを送りたいが・・・・」では、「小沢問題は二つのまったく異なった問題が混同されている。一つは小沢一郎の金権政治批判であり小沢一郎嫌い問題である。もう一つは検察官僚の横暴である。国民はメディアが流す小沢批判に目を奪われて検察官僚の横暴の深刻さを見落としてはならない。」とし、週刊新潮4月9日号の「永田町を斬る!」で矢野絢也元公明党委員長の発言を紹介し、同感すると書いていますね。
要は、小沢代表は辞任しか道がなく、潔く辞任し、民主党は、この教訓を生かさないと政権奪取は難しいいうことですね。

当方は、啓発・触発されている「社会科学者の時評」で、天木直人氏の存在を知り、その後、天木直人氏のブログを注視しております。

この度の天木直人氏ブログで、「小沢民主党にエールを送りたいが・・・・」を書いており、全文を引用させた頂くと、

”「小沢民主党にエールを送りたいが・・・」
  
 小沢問題は二つのまったく異なった問題が混同されている。
 一つは小沢一郎の金権政治批判であり小沢一郎嫌い問題である。
 もう一つは検察官僚の横暴である。国民はメディアが流す小沢批判に目を
 奪われて検察官僚の横暴の深刻さを見落としてはならない。

 小沢民主党が潰される事になれば、この国は官僚とメディアという目に
 見えない無責任な権力が、今よりも倍加してのさばる事になる。
 そうなればもはや如何なる権力批判もできなくなる。対米従属が無条件で
 進みこの国の平和理念は空疎なものになる。
 支配者と被支配者の関係が固定される。
 そうさせてはならない。

 この国の指導者になろうとしている政治家を一夜にして潰せる検察の権力
 を放置すれば、国民弾圧など朝飯前ということになる。
 果たして小沢一郎と民主党はこの戦いに勝てるのか。
 それはもちろん私には分からない。
 小沢一郎と民主党の出方を見ていると心細い。
 それでも小沢民主党にエールを送らなければならない。
 それがつらい。 

 「矢野絢也が語る小沢民主党への直言」  

 週刊新潮4月9日号の「永田町を斬る!」で矢野絢也元公明党委員長が
 次のように書いていた。
 私は彼の政治評論をどの政治評論家のそれよりも信頼、評価している。
 小沢民主党に対する以下の直言も私はまったく同感だ。
 小沢一郎も民主党も耳を傾けるべきだ。

 「・・・洪水のような西松がらみの献金情報は・・・仮に検察のリークで
 あるにしても、ボディブローのように小沢氏にダメージを与えている。
 小沢氏の反論に多くの国民は同調していない。
 小沢辞任を求める世論は多い・・・ 政治はマスコミもひっくるめて所詮、
 権力闘争の修羅場なのだ。
 すでに小沢氏は政治に負けている・・・氾濫する報道が怪しからん、と
 小沢氏が怒る気持ちはわからないでもないが、怒ってみても国民の疑惑は
 消えない・・・ 後は小沢氏がどう判断し、それを有権者が選挙でどう
 判断するかの問題だ・・・ 民主党議員は、「小沢氏は選挙に不利になる
 と判断すれば自発的に辞める」と期待しているらしいが、そうやって
 洞ヶ峠を決め込んでいるうちに国民は民主党を見捨てる。
 これではせっかくの政権交代の可能性を確実に潰す。
 小泉元首相のブームは、是非がはっきりしていたことが源泉だった・・・
 こういう大事な時に是非を論じない民主党に政治の劇的転換を期待する
 ほうが無理かもしれない。
 ただ口をつぐんで周りを見回すだけの民主党議員の無気力さ、ぶざまさ。
 まだ麻生おろしを堂々と言う自民党のほうがまともに見えてくる・・・」”

と書いております。
当方も、民主党が政権を奪取するには、小沢代表の辞任による「政治と金」の問題への自浄で、「企業・団体から献金の全面禁止」を公言することが善後策と思います。
それを、如何に、小沢代表の辞任カードを上手にメリハリを付け、小沢代表を殺さず活かし、民主党は組織としてどうするかですね。

当方は、本ブログ「民主党よ!、大胆な政治資金規正法改変を、早期に公言を。」で、小沢代表の辞任が民主党を救うという前提で書きましたが、小沢代表は「政権交代できるかどうか次第」という辞任を言及をしていますが、メリハリが無いことと、民主党も様子見が支持率ダウンの原因と見ています。

だからと言って、前原氏、仙谷氏、枝野氏の個個の言動は、棘があり、天木直人氏の言う「小沢一郎の金権政治批判であり小沢一郎嫌い」部類ですね。
組織として、打開策・善後策の発言がなければ、国民は、民主党に懐疑的になるだけですね。

週刊文春(4月9日号)の記事「小沢一郎の賭け」は、元検事の郷原信郎氏、ジャーナリストの上杉隆氏、ジャーナリストの櫻井よしこ氏の対談を記載していますが、郷原氏は、「小沢さんが正しいか否かとを言いたいのでなく、検察は失敗を犯したが、それを強引に遂行とする検察力の危険性」を述べ、上杉氏は、「小沢代表は政治献金の透明性には、自ら実践してきたが、金権体質を持つ人物」と評し、「民主党は世論の支持率が下がったから、小沢代表は辞任すべしという流れは疑問」と述べ、桜井氏は、「法律的に問題ないが道義的な問題ある小沢代表には、総理には相応しくない」という見解を述べています。
マアー、櫻井よしこ氏の意見が、世論でしょうね。

当方は、世の中、パワーゲームであり、「長いものは、巻かれろ」というスタイルの現場人間でしたので、少々の批判があろうが、小沢代表秘書の逮捕・起訴が粛々と進行してゆき、その後、二階経産相事務所への事情聴収をも音なし現実がパワー(権力)と見ており、パワーゲームに勝つには捨て身で戦わなければ勝算がなく、小沢代表も民主党も捨て身での戦いを切望します。



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