傍観者の独り言

団塊世代で、民間企業で「チンタラ・グウタラ」に過ごした人間の手前勝手な気儘な戯言・放言。

福島党首罷免:江川紹子女史のツィート「彼女は政治家より活動家」・・・同感!

2010-05-30 05:50:27 | 沖縄基地

福島党首が罷免を甘受したことは、「筋を通したこ」とには賛同できるが、何か、残存感がありましたが、江川紹子女史のツィート「彼女は、政治家より活動家」に同感する思いですね。

鳩山首相は、広言した「5月末決着」を遂行にあたり、沖縄県民の失望させた日米共同声明の閣議決定に、福島党首が異議を唱え、辞任を拒否され、罷免したことに、世論は、「筋を通した」福島党首に、好意的ですね。
福島党首は、「自分を罷免したことは、社民党を罷免したことに値する」と広言し、閣外協力はありえず、連立解消まで言及する発言には、そこまで増長してよいのが違和感を持っていました。

江川紹子女史がツィートで、
”「福嶋氏「私を罷免することは社民党を切り捨てること」と。そこまで言い切るのはいかがか、という気もする。連立離脱を示唆する発言は、筋を通したと評価するべきか、ああいう玉砕型の対応で何が得られるのかと疑問を呈すべきか…

政治は、妥協の芸術、とも言う。福島氏は、いい意味でも悪い意味でも、政治家にはなれなかったし、ならなかった。どこまでも筋を通したい、という点では彼女は活動家。政治家と活動家、どちらも必要。今の社民党、沖縄、日本は、どちらをより必要とするか。ゆっくり寝てから冷静に考えよう 」”
と呟いており、同感の思いです。

当方は、過去については問わないことを心情とする人間で、現在、現在より将来志向で、金権政治家と言われる小沢幹事長でも寛容で、小沢幹事長の破壊力を期待している人間です。
鳩山首相の沖縄基地問題の取り組みについては、沖縄県民を怒らす着地には「下手」という見解であるが、沖縄基地問題を液状化させたことより、前政権の現行案より「一歩なり、半歩」良化し、全面否定するより、今後の公約実現に期待するしかないかという消極的な容認派です。
(マアー、自分が直接的な当事者にならない傍観者ですから)

政治は、「二律背反」をどちらかに着地させることであり、「日米同盟=安全保障=抑止力」を取るか、「沖縄基地問題」を取るかであり、個人的には「日本の安全保障をどうするか」が先決と思うが、政権与党となると、安全保障の寸断は許されない責務があり、理不尽でも現行遂行しながら、如何に、沖縄基地返還させるかが政治家の手腕であり、力量と思っています。

福島党首のブログ「福島みずほのどきどき日記」のエントリー『大臣罷免を受けての記者会見』で、
”「私は言葉に責任を持つ政治をやりたい思っています。

署名を拒否したことについて3つの大義があります。
1つ目は、沖縄の市民と日本国民の連帯です。国民の期待に応えなければなりません。
2つ目は、国民と日本政府との信頼関係。国外、最低でも県外と約束をしてきたのにそれが破壊されました。
3つ目は、日米関係です。地元の人たちが賛成しないことは熟知しているのに、沖縄の同意なしの移設はいい結果にはなりません。
鳩山総理のおっしゃる通り辺野古の海を埋め立てることは自然への冒涜です。

社民党も、私も、まったく変わっていません。
私の罷免は、沖縄を切り捨てることであり、国民を裏切ることです。
言葉に責任を持つ政治をやらなければなりません。
」”
と述べています。

何か、「言葉に責任をもつ」「私の罷免は、沖縄を切り捨てることであり、国民を裏切ることです。」「言葉に責任を持つ政治をやらなければなりません。」の語句は、街中の縦看板、投げ込みされるチラシを連想させます。
「安全保障」「日米同盟」の語句が一切ありませんね。
何か、福島党首の発言は自民党の派閥を連想させますね。

当方は、本ブログ「福島党首の反旗:野党時代は許容できるが?・・・「二律背反」を着地させるのが与党政治」で、
”「福島党首の意気込みはわかるが、「二律背反」を上手に着地させるのが政治家の手腕であり、余り、「民意は我にある」と突っ張っていると、方向転換が難しくなり、窮地に陥りますね。」”
と書きました。

江川紹子女史がツィートの
”「政治は、妥協の芸術、とも言う。福島氏は、いい意味でも悪い意味でも、政治家にはなれなかったし、ならなかった。どこまでも筋を通したい、という点では彼女は活動家。政治家と活動家、どちらも必要。今の社民党、沖縄、日本は、どちらをより必要とするか。・・・・ 」”
が、全く同感する思いです。

現時点で、「政治家と活動家、どちらも必要。どちらをより必要とするか」ということですね。
福島党首は「発言に責任を持つこと」を心情しており、筋を通したことは「ブレ」ていないが、社民党として「沖縄問題を、どうして解決して行くのか」、「日本を、より良い国にして行くには」という観点は別次元の話ですね。



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