図書館で借りてきた本たち。
「レナとつる薔薇の館」小森香折。ポプラ社
「遠く不思議な夏」 斉藤洋 偕成社
「ふたつの月の物語」 富安陽子 講談社
みな、とっても面白かった! 最近、読むのは児童文学が多くなりました。欧米の児童文学の名作しか知らなかった私にとって、このジャンルは、未知の宝物がいっぱいつまっている世界。 ドキドキ気分で扉を開く宝庫であります。
児童文学で何か、書こうという場合、やっぱり舞台は大体日本で、主人公も日本人ということになるのかな? と思っていましたが、「レナとつる薔薇の館」は、そんな狭い了見をものの見事にふきとばしてくれました。だって、この物語。舞台はヴィクトリア朝まっただなかの19世紀英国、主人公だってジプシーの血を引くらしきエキゾチックな少女なんだから。
お話しは――いや、興味のある方は、ぜひ実物の本を開いて下さい。この本、ノンストップで一気に読み終えるほど面白いんです。 ぜひ、大人になった方も散歩に出かけてみませんか? 楽しく豊かな、児童文学の森へ―。