先週、届いた「季節風」。この機関紙を読むのも、これで3回目。相変わらず内容が濃く、読むものもいっぱいあるので読了するのに時間がかかった。
児童文学って、幅広いな――私の愛する児童向けの物語は、英国の作家フィリパ・ピアスが書いた「トムは真夜中の庭で」なのだが、ここでは戦争や現実の等身大の子供たちの姿を描いたリアリズムあふれる作品が多いかも。
子供向けのノンフィクション作品というものもあって、島根県で発見された、古代の森を特集したものがとても面白かった。島根県立三瓶自然館に保存されている、火山が残した4000年前のスギの森(地底から発見された)の発掘調査だなんて、なんてドラマチック!
私も、ぜひここを訪れてみたい。とっくに死んでいるのに、古代の姿を残したままの木々が、暗い館内に浮かび上がるさまなんて、考えただけでゾクゾクしそう。
下手な写真ですが、ガーデンの紹介を。
黒いフェンスのそばに小さな鈴蘭の群生が…やっぱり、清楚で可愛い花であります。 以前、県北の高原で咲いているという鈴蘭を頂いたことがありますが、清冽な香りが、鼻孔をくすぐる素晴らしいものでした。
珍しくはないけれど、黄色いモッコウバラが、母屋の瓦屋根をバックに咲いている様も、花のシャワーに包まれているようで好き。
この煉瓦道に囲まれた、ケヤキの下の小さな広場(?)はいつも、ノエルをつないでいるところ。 御覧のように、色々な花が植わっています。ケヤキの木の下には、紫色の小さなヴィオラが幾つも咲いていて、そりゃあ可愛らしいのでありますが、木の回りをしょっちゅうグルグル回っているノエル。 でも、感心なことに、ヴィオラの花を踏みつぶしたりしないのであります。
花をいたわる心が芽生えたのか!? でも、温室の前は去年、デイジーがたわわに咲き誇っておりましたのに、ノエルが駆けまわるせいか(芽が踏みつぶされたのであろう、と推測)、今年はあんまり咲いていない――それでも、朝と夕方、ガーデンでノエルと共に、緑を愛でるひとときは、至福です。