ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

シンデレラ

2020-01-12 03:12:40 | 映画のレビュー

ディズニーのクラシックアニメ映画「シンデレラ」を観ました。それも二回続けて。

実言えば、この有名なアニメを観るのは、これが初めて――でも、でもすご~く素晴らしかった!

個人的にジブリの宮崎アニメはほとんど観ているのですが、ディズニーには疎かった……しかし、やっぱり世界に冠たるディズニーですね。上映時間の間、ずっと魔法にかかったようで、しばらく余韻が消えなかったほど。

この「シンデレラ」は(多分)、ずっと昔のクラシックディズニーと呼ばれるもので、制作されたのもかなり昔のことであるはず。しかし、それゆえに、現代の高度な映像技術が駆使されたエンターティンメントにはない「香気」のようなものが、画面から立ち昇ってくるかのようです。

     

シンデレラが、真夜中の鐘が鳴る直前、舞踏会から飛び出して、カボチャの馬車に乗り、駆け去るシーン。その馬車が、夜の森の中を走ってゆく画面も、まるで美しい影絵を見ているかのようだし、舞踏会が開かれるお城も、

      

という具合に幻想的な美しさ!  特にアニメファンという訳でもなんでもないのですが、こういう具合に現実には決してありえないような幻想的なファンタジーを描くには、ディズニーという魔法を用いることが素晴らしい!

ただ、シンデレラのストーリー自体は、結構笑える場面もありです。まず、主人公シンデレラが美少女なのは当然としても、義理の姉妹二人が、思いっきり不細工に描かれている(これって、容姿差別なんじゃないのか?)。義母は、「白雪姫」の女王となぜかよく似ていて、シンデレラを陥れようと考える時など、その目が闇の中で妖しく光るところなど、存在感が凄いわ……。

そして、こき使われるシンデレラが、「育ちのいいお嬢様」などでなく、両手は言うに及ばず、頭の上にもティーセットの載った盆をのっけていたり、義姉たちの部屋へ入る時なども、足でドアを蹴っていくところなどが、何とも言えないたくましさを醸し出している感ありなのが、面白い。

そして、「白雪姫」でも思ったことですが、ディズニーアニメは、主人公のヒロインはとってもチャーミングで美しいのに、肝心の相手役のプリンスやロマンスの相手があんまり、魅力的じゃないですね。

だから、「アナと雪の女王」に至るまで、ディズニーアニメのプリンセスたちは大人気なのに、プリンス側はあまり話題にものらないんじゃないのかなー?

と勝手なノエル流感想を述べましたが、夢の殿堂ディズニーは、今宵も開いております。さあ、今夜も出かけよう☆彡

 

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