ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

鎌倉ものがたり

2014-07-18 17:39:28 | 本のレビュー

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疲れている時は、真面目な本など読めません。 特に純文学、歴史といった勉強になるような本は、マジでいけませんわ。

そんな時、おやすみ前や昼下がりのリラックスタイムなどに重宝するのが、「マンガ」であります。 「ちびまるこちゃん」も愛読書ですが、もう一つ面白いのが、この「鎌倉ものがたり」

絵が何ともいえず、ユーモラスで物語も短いストーリーが連作で続くという読みやすい構成。パソコンや今はやりのものも出てくるのに、「鎌倉ものがたり」の中に流れる時間は、昭和40年代かもっと昔のもののよう・・・。 売れないミステリー作家である正和さんと、その若い奥さんである亜希子さんのほのぼのストーリー。これに、鎌倉在住の魔物たちや、日々起こる殺人事件などがからみ、外に類を見ない唯一無二の作品世界に。

こんなに面白いのに、万人向けではないのか、書店にもなかなか置いてあるのを見ませんです。 でも、根強いファンはいるはずで、だからこそ30巻以上もの巻を重ねているのでせう。

今は、子供達も夏休みで、世間は夏ムード全開。 夏といえば、怪談ではありませんか! 怖くはないけれど、ちょっぴりスリリングな「鎌倉ものがたり」を丑みつどき読んで、ゆる~く怪談気分。


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