昨夜、衛星放送で「シャーロック・ホームズの冒険 修道院屋敷」を観ました。
毎週の楽しみにしているこの番組。大学生の時も放映されていて、時々楽しんだなあ、とうろ覚えの記憶にあるのだけど、実はこの番組が製作されたのは1985年。実に、40年近くも前に作られたもの!
しかし、今見ても、実に見ごたえがあります。映像や作品世界が、少しも年を取っていない。並の映画より、よくできてるなあと思わせられてしまうのです。
ストーリーを忠実に追って、TVを観るよりも、背景やイギリスの自然、インテリアをしみじみ見てしまうのですが、主演のジェレミー・ブレットは、シャーロック・ホームズの魂が憑依したかのようなリアルさ。彼こそ、本の挿絵やらなにやらで、人々が描いていたホームズのイメージそのものですね。
ほら、こんな具合に。
ただし、このグラナダTVが作るホームズ世界は、かなり瀟洒な趣があります。ベーカー街のホームズの下宿など原作ではかなり質素そうなのに、ひとたび映像化されるや、「ここはどこの若様の書斎なのだろう?」と思わせられる、貴族趣味なものに仕上がっているような……。
それも、目を楽しませてくれるのですが。
さあ、今宵もいざゆかん。ホームズと共に、華麗な冒険へ!
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