ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

世界ふれあい街歩き 冬のパリ―ーマレ地区

2018-02-06 21:16:43 | テレビ番組
 TVで「世界ふれあい街歩き」を見る。NHKの名物番組だが、再放送とかで、今日放映された「冬のパリ―ーマレ地区」も以前見たものだった。
でも映像が綺麗だし、大のフランスファンなので、そのまま1時間見る。

ギャラリーをしている中年女性のスタイルがとっても面白い! 見た目は、いかにもパリの街角にありそうなお洒落で、こじんまりしたギャラリーなのだが、そこに飾られている絵が何とも珍妙! 彼女が大切に飼っている犬(茶色い小型犬なのだが、はっきりした種類はわからずじまい)の肖像画がいくつも壁に飾られているのだ。

その内の一つは、黒いベレー帽に赤い星のついたカストロ(かな?)の肖像画に顔だけ、くだんのワンコになっていたりするのだ。昔のフランスの軍人の軍服を着たワンコもいたりして・・・。
ギャラリーの女性オーナーいわく、「友人の画家に描いてもらった」のだそう。そして、この犬を連れて、さっそうと散歩へ。

次は、シャルトルのステンドグラスが! シャルトル大聖堂の魔法のように美しいステンドグラスは、昔から私も一度実地に見てみたい!と願い続けているものなのだが、なんとこの再現不可能と言われる、シヤルトル・ブルーを作り出した職人さんが登場。

彼が案内してくれた工房の暗闇の中にある青いガラス窓はとても綺麗……しかし、やっぱり、これはシャルトル・ブルーではない。なぜかと言うと、あの神秘的にも荘厳な青は、実のところ、何百年もかけてガラスにしみついた埃や黴やら、ガラス自体の劣化がもたらすものなんだって。

言うなれば、「滅びの美」なのでありました。だから、彼らの作った美しい青も、シャルトル・ブルーとしての輝きを持つためには、800年待たないといけないのだそう――う~ん、世の中には、役に立たないようで面白い雑学ってあるね。

パリの街角を自分も歩いているように、楽しめた1時間。でも、実際に2月に訪れた時は、寒くて仕方なかったなぁ。

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