ノエルのブログ

シネマと海外文学、そしてお庭の話

高原の休日 1

2016-06-08 22:07:34 | 旅のこと
那須と軽井沢へ二泊三日の旅行へ行ってきました。
観光列車「ろくもん」に乗るため、新大阪から幾度も列車を乗り換えて、長~い時間かけて軽井沢へ行くという変則的スケジュール。

でも、でも、「ろくもん」良かったです!
    
水戸岡鋭治デザインの車体は、戦国大名真田家をイメージした赤色。 同じく真田家の家紋である六文銭やつばくろの意匠があちこちに生かされ、綺麗。

      
列車内は、二人がけのテーブルと椅子が並ぶ小さな個室状になっていて、そこで時間をかけながらお料理も楽しめる、という趣向。でも、駅弁の豪華版くらいかな?と思っていたら、さにあらず。きちんとした料亭のお料理が運ばれてくるのでありました。 美味!  最後には、車内で点てられたお薄とお菓子(黒糖風味の水ようかんでした)まで席に運ばれてくるという凝りよう。

沿道の駅にとまるたび、少し長めに停車して、地元名産の食べものを買うことができたり、ホームには戦国の鎧をかぶった駅員の方がいるなど、「盛り上げ」ムード満点。
そして、列車がホームを滑り出すたび、手を振ってくれる地元の人々……う~ん、観光列車といっても、こんな風に有名デザイナーに依頼したり、地元で盛り立ててゆくって、素晴らしいなあ。プロジェクトって、やはり大切。


                           
ようやく着いた軽井沢。その手前から、風向明媚な高原の風景や洒落た洋館などが、車窓の向こうに広がり、以前、やはり列車でやってきた時の思い出が広がり、わくわく。

しか~し、であります。泊まるホテルは、駅から大分離れたところにぽつんとあるもの。到着したのが、まだ4時半ごろだったので、旧軽井沢の方へ散歩に出たいと思い、タクシー代をフロントで聞くと、た、高い! あきらめて、ホテルで過ごすこととなりました。くっ、ここまで来て、もったいないもんだ。


 正直言って、レストランの大きなガラス張りの窓から見える浅間山の眺望が素晴らしいだけの、料理もさっぱり美味しくないホテルでありました。母と、以前やってきた軽井沢の思い出を語らいあっていると、ストンと眠気が……。
高原の夜は深いような気がします。

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