今日は、時間があったのでディズニーアニメを観てゆるりと楽しむ。「美女と野獣」--あまりに有名なおとぎ話だけれど、ディズニーがどんな味付けで楽しませてくれるのか、目を離せないところ。
魔法によって醜い野獣に姿を変えられた王子。彼をありのままの姿で愛してくれる女性があらわれたら、その魔法がとけるという物語は誰もが知っているのだが、ヒロインのベルの存在がわかりにくかったかも。原作では、野獣に危機を救われたベルの父親が、花嫁として娘を野獣の城にさしださねばならない・・・というプロローグがあったかと記憶しているのに、ディズニーアニメでは、荒れ果てた城にベルがぽつんといて、その説明もないのは唐突な感じが・・・。 そして、元王子の野獣が冷たく、無情で少しも魅力的ではないのだ。 これって、魔女の怒りを買って変身させられたのも無理ないかも(普通、こんな目にあわされたら心を入れ替えると思うんだけど)。
ベルがひたすら明るくチャーミングで、おなじく紅茶ポットやティーカップ、燭台などに姿を変えられたお城の召使たちと心を通わせる場面は、なかなか楽しいのだが、野獣がかくのごとくの有様であるため、物語に感情移入しにくいのが難点。 ディズニーアニメはヒロイン像作りは巧みなのだけれど、男性を描くのは得意でない?
この物語の主眼はクリスマス。野獣が魔法にかけられたのも、その魔法がとける奇跡が起こるのも聖夜のできごと。荒れ果て、冷え冷えとした城が、最後、赤い緞帳や蝋燭の灯、緑のモミの木が華やかに飾りつけられ、暖かな息吹とともに蘇るところは見事! おとぎ話は、クリスマスに一番良く似合う。
魔法によって醜い野獣に姿を変えられた王子。彼をありのままの姿で愛してくれる女性があらわれたら、その魔法がとけるという物語は誰もが知っているのだが、ヒロインのベルの存在がわかりにくかったかも。原作では、野獣に危機を救われたベルの父親が、花嫁として娘を野獣の城にさしださねばならない・・・というプロローグがあったかと記憶しているのに、ディズニーアニメでは、荒れ果てた城にベルがぽつんといて、その説明もないのは唐突な感じが・・・。 そして、元王子の野獣が冷たく、無情で少しも魅力的ではないのだ。 これって、魔女の怒りを買って変身させられたのも無理ないかも(普通、こんな目にあわされたら心を入れ替えると思うんだけど)。
ベルがひたすら明るくチャーミングで、おなじく紅茶ポットやティーカップ、燭台などに姿を変えられたお城の召使たちと心を通わせる場面は、なかなか楽しいのだが、野獣がかくのごとくの有様であるため、物語に感情移入しにくいのが難点。 ディズニーアニメはヒロイン像作りは巧みなのだけれど、男性を描くのは得意でない?
この物語の主眼はクリスマス。野獣が魔法にかけられたのも、その魔法がとける奇跡が起こるのも聖夜のできごと。荒れ果て、冷え冷えとした城が、最後、赤い緞帳や蝋燭の灯、緑のモミの木が華やかに飾りつけられ、暖かな息吹とともに蘇るところは見事! おとぎ話は、クリスマスに一番良く似合う。