古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

長野県飯田市・御射山(みさやま)獅子塚古墳

2017-06-17 05:48:00 | Weblog
長野県飯田市松尾久井284の河岸段丘上にあります。
国道153号線沿いの墓地隣です。

全長約63m、 後円部径32m・高さ5.5m、 前方部先端幅43m・高さ6.5m  二段構築の前方後円墳です。
前方部を南西方向に向けています。
前方部の幅が後円部径より広くかつ1m以上高くなっています。


                    (左側が前方部、右側が後円部です)


                          (前方部)



                          (後円部)


これまで正式な発掘調査は行われていません。
そのため埋葬施設や副葬品などの詳細は不明です。
かって後円部に横穴式石室があったものの、明治時代に破壊されたと言い伝えられています。
ただ確認はされておらず詳細は不明です。
墳丘の周りには周濠があります。
その周濠跡は墓地になっています。



茶柄山古墳群を構成しています。
JR飯田線・下村駅の南東300mほどの台地上に分布しています。
5世紀代の古墳とともに馬を埋葬した墓が10基確認されています。
この地は当時国内屈指の馬生産地として、大和政権を支えていました。

古墳時代中期・5世紀後半頃の築造と推定されています。

飯田古墳群を構成する1基として、平成28年10月3日国の史跡に指定されています。

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