古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

宮崎県高鍋町・持田47号墳

2007-11-17 09:21:25 | Weblog
宮崎県児湯郡高鍋町持田東光寺の台地端にあります。
全長53.3m、 後円部径30m・高さ4.2m、 前方部幅22m・高さ2.3m の柄鏡式前方後円墳です。
造り出しはありません。
墳丘には葺き石が施されていました。
墳丘の周りには周溝があります。
後円部中央・約1.5m下のところに主軸に並行する石室があります。
石室の構造は、既述の計塚古墳の石室構造と同様のものでした。
底部に7~8cmの川原石を敷き、両側壁に高さ約30cmの自然石を積み上げた竪穴式石室になっています。
出土品としては、硬玉製勾玉1個・管玉10個・直刀1振などがあります。
古墳の築造時期は不明ですが、墳形や石室構造からして古墳時代前期のものと推察します。
持田古墳群を構成しています。

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