古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

群馬県高崎市・上小塙稲荷山古墳

2018-01-13 06:31:54 | Weblog
群馬県高崎市上小塙町稲荷前、稲荷神社の境内内です。
「烏子稲荷山古墳」とか「六郷村12号墳」とも呼ばれています。

全長90m、 後円部径60m・高さ8m、 前方部先端幅42m・高さ?m  二段構築の帆立貝形前方後円墳です。







後円部墳丘上には烏子(スナイゴ)稲荷神社の社殿が建っています。











墳丘の周りには盾形をした周濠があります。
墳丘には河原石による葺石が施されていたとみられています。
埴輪の出土がなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったようです。
1984年には発掘調査が、1991年には調査が行われています。
後円部北側にある埋葬施設は、自然石で造られた無袖型横穴式石室です。
北西方向に開口しています。






                    (石棺?)

石室の全長10.1m、玄室の長さ5.5m・幅2.1mあります。
須恵器器台1、須恵器壺2、須恵器はそう1、須恵器堤瓶1 などが出土しています。

古墳時代後期・6世紀前半頃の築造と推定されています。

平成3年3月1日、高崎市の史跡に指定されています。

群馬県高崎市・八幡二子山古墳

2018-01-13 05:54:37 | Weblog
群馬県高崎市八幡町二子塚の碓氷川と烏川に挟まれた台地南側にあります。
「平塚古墳」の東方向近くです。
平塚古墳と八幡観音塚古墳、八幡二子山古墳を結ぶとほぼ正三角形になるような配置です。
「八幡二子塚古墳」とか「八幡村1号墳」とも呼ばれています。

全長約66.5m、 後円部径41m・高さ9m、 前方部先端幅42m・高さ9m  三段構築の前方後円墳です。
前方部を西に向けています。


                  (左側が西方向)


                  (右側が西方向)

墳丘の周りには今は空堀となっている幅15~19.3mの盾形をした周濠があります。
墳丘には葺石が施されていたようです。







円筒埴輪や人物埴輪、馬形埴輪、器材埴輪などが採取されていて、墳丘に埴輪の配列がなされていました。

1989年に発掘調査が行われています。
後円部中央にある埋葬施設は横穴式石室とみられています。

古墳時代後期・6世紀前半頃の築造と推定されています。

(前方部)






(後円部)