古墳:探訪

全国の前方後円墳を中心に訊ね歩いています。

愛知県犬山市・妙感寺古墳

2013-12-14 08:07:17 | Weblog

                (お寺の後ろの森が墳丘です)


     (後円部から前方部をみています。中央にある小さな祠が最上稲荷社)


               (前方部から後円部をみています)

愛知県犬山市山寺8-1の木曽川左岸、白山平の西南山麓にあります。
妙感寺の境内内です。
最上稲荷社(くびれ部に小さな祠があります。)の赤い鳥居とのぼりのトンネルを抜けた突き当たりです。

名鉄小牧線・犬山駅と犬山遊園駅のほぼ中間の所です。

全長95m、 後円部径52m・高さ7.5m、 前方部先端幅50m・高さ5.5m 前方部三段、後円部五段構築の前方後円墳です。
前方部を西に向けています。

造り出しはありません。
墳丘の周りには盾形をした周濠が、さらにその外側には堤があります。
墳丘には川原石による葺き石が施されています。
埴輪の出土はなく、墳丘に埴輪の配列はなされていなかったようです。

お寺の境内ということもあってか、一度も発掘調査は行われていません。
前方部南半分が墓地になっています。

古墳時代中期ころの築造と推定されています。

昭和50年、愛知県の史跡に指定されています。


           (墳丘ー稲荷社ーに登る階段)


              (後円部墳頂)