日本の「政治」の〈可能性〉と〈方向性〉について考える。

「政治」についての感想なり思いを語りながら、21世紀の〈地域政党〉の〈可能性〉と〈方向性〉について考えたい。

「日本」と「日本人」は今もなお「自滅」へと誘う道を歩み続けている。これこそ〈脅威〉以外の何物でもなか

2024-05-27 | 日記
「日本」と「日本人」は今もなお「自滅」へと誘う道を歩み続けている。これこそ〈脅威〉以外の何物でもなかろう!―私の語る「システム」論から「中国〈脅威〉論」を再考するとき(続)


(最初に一言)


 今回記事は、前回記事の続きとして位置している。以下に紹介する「阿修羅」の二つの記事とコラボさせながら書いていきたい。




 それでは、先ずその二つの記事をここに引用貼り付けておく。なお、コメント欄やその他の一部をカットしているので、全文に目を通したい読者は記事に直接あたってほしい。


(一つ目の記事)


―ーー引用貼り付け、始め


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米投資家ジム・ロジャーズが警鐘 40代以上は「日本以外に引っ越しなさい」の意味 日本外交と政治の正体(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/393.html
投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 5 月 26 日 19:45:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 
米投資家ジム・ロジャーズが警鐘 40代以上は「日本以外に引っ越しなさい」の意味 日本外交と政治の正体
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/340604
2024/05/23 日刊ゲンダイ ※後段文字起こし


我々は、どこに向かって歩めばいいのか…(C)日刊ゲンダイ


 米投資家のジム・ロジャーズは、バフェット、ソロスと共に「世界3大投資家」といわれてきた。彼は随分前から、「このままでは20年後の『日本終了』が現実になる」と警告してきた。


 そして、雑誌「プレジデント」(5月17日号)で、「歴史的な円安や30年ぶりのインフレの中、これまであまりお金の勉強をしてこなかった日本の40代以上は今、どう行動すべきでしょうか?」の問いに対し、こう答えていた。


「できるなら日本以外の場所に引っ越すことですね。日本での残りの人生は良いものにはなりませんから。なぜなら40年後、日本は幸せな場所ではなくなっているはずで、それに備える必要があります。もしあなたが日本に留まるとしたら、困難な時代への備えが必要です」


 日本の将来を考えると、今、明るい材料はほとんどない。


 財政はどこかで破綻状況を迎えるだろう。年金・医療の現状維持はできない。日本企業は、高度成長が予測されるハイテク分野への研究開発投資で大きく劣っている。


 日本はOECD諸国中、教育機関への公的支出割合で、ワースト2位。教育でほぼ最下位の国が、経済分野で将来、繁栄できるはずがない。この国に未来はない。


 言語能力のない日本人が、ロジャーズの助言に従って「日本以外の場所に引っ越します」という選択肢は現実的ではないが、企業の中にはすでに日本以外に進出する動きが出始めている。


 外食企業の国内大手の海外の店舗比率は全体の42%を占めた。2019年度末時点の海外比率は29%だったから、急増である。


 個別企業をみると、「サイゼリヤ」はアジア事業の利益が連結営業利益の大半を占め、海外店が少ない「すかいらーく」は円安などを理由に減益要因となっている。


 海外に引っ越すことのできない多くの国民はどうなるのであろうか。


 物価上昇が続き、実質賃金が減る。年金の実質受取額も減る。19年、金融庁は「95歳まで生きるには夫婦で約2000万円の金融資産の取り崩しが必要になる」との試算を示したが、一部メディアでは最近の物価高などを加味して計算し直すと、老後資金は2000万円では足りず、倍の4000万円ほどになる可能性があると報じていた。


 PGF生命の「還暦人」の調査によると、貯蓄額が「500万円未満」は50.5%と発表。果たして私たちの老後はどうなるのだろうか。


孫崎享 外交評論家


―ーー引用貼り付け、終わり


(二つ目の記事)


―ーー引用貼り付け、始め


★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK294 > 453.html
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<出口調査、鈴木氏優勢>静岡県知事選挙 元浜松市長の鈴木氏と元副知事の大村氏が競る(NHK)
http://www.asyura2.com/24/senkyo294/msg/453.html
投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 5 月 26 日 21:55:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 
静岡県知事選挙 元浜松市長の鈴木氏と元副知事の大村氏が競る
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240526/k10014458501000.html
2024年5月26日 20時07分 NHK


(中略)


静岡県知事選 出口調査の結果
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20240526/3030023983.html
05月26日 20時39分 NHK静岡 
※動画→https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20240526/3030023983.html


26日、投票が行われた静岡県知事選挙は、立憲民主党と国民民主党が推薦した元浜松市長の鈴木康友氏と自民党が推薦した元副知事の大村慎一氏が競り合っています。


静岡県知事選挙の投票は午後8時までに締め切られました。


選挙戦は15年ぶりに新人どうしの争いとなり、立憲民主党と国民民主党が推薦した元浜松市長の鈴木康友氏や自民党が推薦した元副知事の大村慎一氏ら6人が立候補しました。


NHKは26日、静岡県知事選挙で有権者の投票行動や政治意識を探るため、出口調査を行いました。


調査は、県内40の投票所で投票を終えた有権者6012人を対象に行い、76.9%にあたる4624人から回答を得ました。


一方、25日までに有権者のおよそ16%が期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査結果に含まれていません。


NHKが26日行った出口調査によりますと、静岡県知事選挙は元浜松市長の鈴木さんと元副知事の大村さんが競り合っています。


【支持政党別】
出口調査ではふだん支持している政党について尋ねました。


それによりますと、自民党が32%、立憲民主党が11%、日本維新の会が4%、、公明党が3%、共産党が3%、国民民主党が2%、れいわ新選組が2%などでした。


また、特に支持している政党はない、いわゆる無党派層は42%でした。


鈴木さんは、それぞれ推薦を受けた立憲民主党の支持層の70%台後半、国民民主党の支持層のおよそ70%から支持を集めたほか、自民党の支持層からは30%台半ばの支持を得ました。


また、特に支持している政党はないいわゆる無党派層は50%余りから支持を得ました。


一方、大村さんは推薦を受けた自民党の支持層のおよそ60%から支持を得たほか、公明党の支持層の50%余りから支持を得ました。


また、無党派層は30%台後半から支持を得ました。


【年代別】
年代別で見ると「10代・20代」から「70歳以上」までの各年代で、鈴木さんが大村さんらほかの5人を上回りました。


特に「70歳以上」は50%余り、「30代」から「60代」ではそれぞれ40%台後半が鈴木さんに投票したと答えました。


【男女別】
男女別では男性と女性いずれも鈴木さんが大村さんらほかの5人を上回りました。


【川勝県政】
出口調査では、これまで15年の川勝県政を評価するかどうか尋ねました。


「大いに評価する」が11%、「ある程度評価する」が56%、「あまり評価しない」が24%、「全く評価しない」が10%でした。


このうち、「大いに評価する」と答えた人と「ある程度評価する」と答えた人は、それぞれ50%台半ばが鈴木さんに投票したと答えました。


一方、「あまり評価しない」と答えた人の40%台後半、「全く評価しない」と答えた人のおよそ60%が大村さんに投票したと答えました。


【リニアの工事】
出口調査でリニア中央新幹線の静岡県内の工事について尋ねたところ、「急ぐべきだ」が31%、「急ぐ必要はない」が59%、「中止すべきだ」が10%でした。


このうち、「急ぐべき」と答えた人は、50%余りが大村さんに投票したと答えました。


一方、「急ぐ必要はない」と答えた人は50%台半ばが鈴木さんに投票したと答えました。


さらに、「中止すべきだ」と答えた人は30%台後半が鈴木さんに投票したと答えました。


【期待する政策】
出口調査では新しい知事に最も期待する政策について尋ねました。


それによりますと「経済対策」が31%で最も多く、次いで、「医療・福祉政策」が21%、「子ども・教育政策」が19%、「リニア中央新幹線への対応」が13%、「災害対策」が9%、「人口減少対策」が8%でした。


【政治とカネ】
出口調査では投票する際に「政治とカネ」の問題を考慮したかどうか尋ねました。


「大いに考慮した」が29%、「ある程度考慮した」が43%、「あまり考慮しなかった」が20%、「全く考慮しなかった」が7%でした。


このうち、「大いに考慮した」と答えた人の50%台後半が鈴木さんに投票したと答えた一方、「ある程度考慮した」と答えた人の40%台後半は大村さんに投票したと答えました。


また、「あまり考慮しなかった」と答えた人の40%台後半が大村さんに投票したと答えた一方、「全く考慮しなかった」と答えた人の40%台半ばは鈴木さんに投票したと答えました。
 
―ーー以上、引用貼り付け、終わり




 私は以前のブログ記事で、日本の若者は日本の国籍の他にもう一つ以上、海外のいずれかの国籍を取得する方が望ましい云々の話をしていた。そこには、このまま日本にいたとしても座して死を待つのみのような状態で、さりとてそれを防ぐ何か妙案があるかと言えば、それもないのだから、本当に私のような老人が何もしてこなかったツケを、若い世代に回してしまって申し訳ないのだが、それでも日本を脱出できるものからなるべく早くそうすべきとの記事を書いていた。その関連から、ここに引用貼り付けた一つ目の記事を踏まえるとき、そこには40代以上の人たちに日本脱出を勧めていたのが興味深い。


 私は40代の人たちは若者層に含めてもいいと思う。本当に、日本人の老人がこのような類の物言いをすること自体問題ありと思うのだが、さりとて何かこのまま日本にいても希望があるかのような、それこそ無責任な物言いもできないのである。私の語る「システム」論から見るとき、ごく一部の力を持った日本人出ない限り、この日本で生き抜くことはとても困難であることは間違いなかろう。しかも彼らはいつ何時でも、彼らの欲するときに、日本を脱出して海外生活のできる準備を整えている、あるいは怠ってはいないだろうから、これまた力のない日本人にはうらやましすぎる話ではあるまいか。彼らは海外にいつでも避難できるのだ。


 どうして、私はこの先の日本が自滅に向かっていると考えるのか。その一つの大きな理由としては、これまた何度も論述してきたように、私の語る〈「システム」とその関係の歩み〉は、1970年代を分水嶺とするかのように、{[A]→(×)[B]→×[C]}から{[B]→(×)[C]→×[A]}へと構造転換・変容していく。その結果として、B、Cのこれまでいわゆるグローバルサウスに位置していた諸国とそこに暮らす人々は「システム」の高度化の道を歩んでいく。これに対して、従来の先進諸国とそこに生きていた人たちは、「システム」の低度化の道をひたすら深化することを余儀なくされ、その結果としてほとんどの者は「自滅」以外の道を歩むことが困難となるのだ・


 そこに、さらにもう一つの条件が加わるのだ。それは二つ目の引用貼り付け記事からもうかがい知れるということだ。私たちは、この私たちという際の私たちは、一つ目の記事にあった500万円以下云々に該当する私たちがその中核を担っていると考えてほしいのだが、この私たちは東京電力福島原発事故後の悲惨な社会に直面しながらも、その後も原発稼働に賛成である。またコロナワクチンの被害を隠蔽するNHKをはじめとするメディアに対しても寛容というか、あまり興味を示さないのだ。さらに、労働環境や教育環境の劣化に伴う生活環境の悪化を皮膚感覚で感じるようになったとしても、なお政治に関心を示さないか、現状容認の態度を変えようとはしないのである。


 それが今回の静岡県知事選挙での出口調査の政党支持の内訳にも見事に示されている。自民党の支持率は、その他の野党を合計したとしても、なお揺るがないのである。これは驚くべきはずなのだが、同時にそれこそ私たちの生き方を如実に示しているともいえるのではあるまいか。本当に、もうこの先には絶望しか待ってはいない、と私は感じている。おそらくは、こうした政党支持態度は、今後もそれほど大きくは変わらないだろう。今の国会で論戦を繰り返している「政治とカネ」の問題に関する出口調査の結果も注目すべきである。総じて、それが政党支持に対して何か特別の要因を構成してはいないとの調査結果であったように、私には思われた。


 また、政治に何を期待しているかの調査結果を見る限り、これまた残念ながら、とても覇権システムや「システム」の抱える「脅威」に対して、国民というか静岡県民を介して想像される日本国民は、日米関係や日中関係を始めとした外交問題にほとんど関与しないかのような態度を示しているように思われる。これまた何度も指摘してきたように、日本の財源の大本を、親分の米国に握られてしまい、米国やその米国の「本当の」お友達のために、日本の国民が稼いだナケナシノおカネを、彼らの都合に合わせて、やれウクライナ支援にいくら出せとか、親分の米国の財政難を子分の日本が援助するのは当然であるかのように、私たちの懐に強引に手を突っ込んでくるのを、拱手傍観するのはやはりおかしいというべきだろう。それがまったく私たち国民に感じることのできないような政治への期待の優先順位ではないか。もし、日本の日本人の経済状態を少しでも改善したいと願うのであれば、今すぐに日米関係を修正すべきであるのは言うまでもなかろう。


(最後に一言)


 本当にこれでは、もう悲惨な未来しかない。まったく何も変わらないし、代えられないに違いない。勿論、自分の非力さや無能さを棚に上げてエラソウなことを言うつもりはない。それよりも、今回記事の二つ目の記事のNHKの出口調査の内容を吟味するとき、いろいろなことが見えてくるようで、私にはありがたい記事であった。勿論、一つ目の記事もそうである。40代以上もそうだろうが、それ以下の世代にはもっと深刻かつ危険な自滅へと至る歩みの中にあることを、一刻も早く想像してほしい限りである。なお、今回記事では紹介しなかったが、阿修羅の記事にはコロナワクチンとその副作用に関する有益な記事がある。魑魅魍魎氏の記事や真田医師の投稿記事には、考えさせられるばかりだ。もしよろしければ、確認してほしい。



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