弐水会で岐阜三重県境の狗留尊岳へ行ってきました。地図に標高が書かれていますが、山名は付いていません。狗留尊山が正しいのか狗留尊岳が正しいのだろうか、サイトによっては狗留孫岳と表したものも有りました。岐阜の山旅100コースには「岳」で表現していました。
この山。烏帽子岳の南に位置します。烏帽子岳へ登った時、足を延ばし狗留尊岳に寄りましたが、下から登るのは初めてでした。
コース的には狗留尊岳から烏帽子岳へ行って戻る道を辿れるのですが、日没が早い時期であり、狗留尊岳のみに留めました。
立田小学校の駐車場に停めさせて貰いました。
もう、休校しているので旧立田小学校と表現した方が良いでしょう。校舎に「立田小学校141年間ありがとう」と言う横断幕が貼って有りました。それがこの小学校の歴史なのでしょう。近年は山村留学として児童を受け入れていたようです。
清水神明社の横から山へ分け入ります。
その入口。
手造りの標識が貼って有りましたが、経年劣化で読み難くなっています。
鎖で閉鎖している林道。
横を通過して入って行きます。
前方に目指す山が見えます。
立派な砂防ダム堰堤。
道路わきで見かけた外来植物です。
この花の名は分かりませんが近年、アチコチで見かけるようになりました。
強い繁殖力です。
みんなは休憩しています。
前方は偵察から戻って来たK隊長です。
隊長は地図を持ってきてみんなの先頭に立ってくれます。
この辺り、トラロープが有りましたが凄い勾配の道です。
木々が紅葉してきています。
こんな道でも、勾配がキツイです。
高度が増してきて勾配が緩くなってきました。
立田小学校からと長楽寺からの道が合流する地点まで来ました。
ここで小休止です。
黄色く色づいたシロモジです。
陽が当たり綺麗に見えます。
緩い勾配の道となり歩き易くなりました。
右が人工林で左が天然林です。
この道が筆境であることが良く分かります。
山頂に到達します。
この辺り、アセビの大群落となっていました。
誰が設置したのか山名のプレート。
プレートでは「山」となっています。
山頂の西側は反射板が有り、広場となっていました。
こちらもアセビが一杯でした。
広場からの眺望。
南の方の視界が良かったです。
抜群の眺望です。
左下の木曽三川。伊勢湾岸道の橋が見えました。
少し右には川越の火力発電所の煙突が2基。
更に右に目を転じると四日市のコンビナート群。
遠く伊勢湾口である伊良湖水道。ここでは海上にポツンと神島が見えました。
人の眼では島が見えるのだが、カメラで撮影したものにはハッキリしません。
それにしても抜群の眺望でした。神島が確認できたのラッキーでした。
下山してきました。
ここは立田小学校と長楽寺の分岐点です。
下山は長楽寺の方角に進みます。
篠立林道に降りてきました。
林道を下って行きます。
林道歩き。
ピンボケでした。
長楽寺の門前へ来ました。
長楽寺の境内です。
イチョウが黄色く色づいています。
立田会館。地区の集会所なのでしょう。
その奥に見えるのが狗留尊岳です。
立田小学校の裏側まで戻ってきました。
登る途中に目についた手造りの標識です。
これ等の他にも有ったのかもしれません。
①③④は下山者用の向きで設けて有りました。
最後に
今日の山。上の赤い標識が所どころに有ったり、急登にトラロープが有ったりはしたが、コースが不明瞭な個所も有ったりしました。
車にカーナビが付いていますが、カーナビを頼りにし過ぎると、〇〇の角で曲がって■■を過ぎたら・・・・・・。と頭の中で、思考することが低下します。
それと同じように、GPSを頼りにし過ぎると山歩きの勘が退化してしまうのではなかろうか。今の時代、GPSを使えば便利なのだが、GPSを全面的に頼りにするのでなく勘を働かせて登って行くところに面白さが有り、補助的に活用すれば良いのではないかと思います。
今日の狗留尊岳。マイナーな山だからこそ、面白い山だと思いました。
穏やかな秋の日和。
遠くに伊勢湾口の神島が見えました。
カメラの画像には映らないが、人の眼では確認できた。
白内障の手術をしてから視力が良くなりました。
何か、得した感じがします。
比較的短時間で行ってこられそうなので、Kオジサンさんの記録を参考にして冬場にでも行ってみたいと思います。元立田小学校に車を置いておけるのですね。
狗留尊岳はマイナーな山ですが、山に対する勘を働かせて、GPSは補助的に使って登って行く。そんな山でした。
隊長のKさんは地図をコピーしてきていて、先頭に立ってくれました。時には、行く方向が心細くなって偵察に行ってくれました。
マイナーな山なりに面白い山だと思いました。
コメント、有難うございました。