超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

脱虚無の生 光源氏と夏目漱石

2009-10-17 07:09:15 | Weblog
光源氏も自分の居場所を求めた。
母を四歳にいじめ殺され、
父からは絶対に天皇になれない地位を与えられた。

父は光源氏が天皇になると、国が乱れると考えた。
権威と権力が一緒になると、独裁となるからだ。
権威を兄に渡し、光源氏が権力を握る。
このように独裁を回避する。
この父の考えを分からない青年期は父を恨んだ

*。
そこでライフスタイルとアイデンティティを求めた。
そこには孤独と無力感が溢れた。
寂寥感と喪失感を生きた。

現代ではこれがワーキング・プアだ。
世の中に否定された自己を生きる。

エリートになって、世界を支配する。
誰でもそうは望まない。
同じ穴の狢にはなりたくない。

そうなるものをうらやましいとも思わない。
ではどう自己を生きるか。

*。
こんな時代が過ぎ去るのを待つか。
いや世界はもっと過激になるはずだ。

これが権力と無力への分解だ。
殺すか殺されるか。
これが殺す時代だ。

*。
光源氏の時代も、殺し合いの時代だ。
光源氏も敵に追放された。

この世は殺し合いの世界だ。

    *。
ヨーロッパは弱者を殺さない世界を作った。

だが権力闘争は衰えない。

*。
少なくも東洋は殺し合いの世界だ。

    *。
更に夏目漱石の場合は、
自己主張する西洋自我が入った。

周りに合わせるだけでは潰される。
潰されないようにして、相手を潰す。

*。
漱石は自己主張を取った。

文学だからこれですむ。
実社会ではどうか。
出る杭は打たれる。
いじめ殺される。

これならホームレスの方がましではないか。
そうする人はそうする。

この世はとにかく生きにくい。
空気を読みながら、これを反故にする。
それが出来て一流だ。

    *。
日本では西欧自我は肥大した自我だ。

これに適応すると、他者と出会えない。

ここに他者を必要としない夫婦生活が現れた。
他者は人であるが、人間ではない。
そういう人の結婚生活が結婚となった。

*。
人は人でない粒子となった。
粒子同士の結合。
人間性は要らない。

せいぜい収入が問題だ。

*。
人間が疎外され、閉塞され、心を病んだ。
これがノイローゼの進化したウツの時代だろう。

だが日本はこうなった。

   *。
広大な自我の世界は、日本ではウツとなった。

どんな歴史でも、過去には戻れない。
歴史は非可逆だから。

*。
するとうつ状態に、魂や心を入れるしかない。

これが新しい日本だ。

*。
狂った日本に、魂や心や精神を入れる。
これが新しい日本だ。

*。
もうライフスタイルやアイデンティティの時代ではない。

魂や心の時代だ。
これが虚無をひっくり返した生の世界だ。

これが日本のゼロ・リセットだ。
即ち、朝永のくりこみ理論だ。
即ち、負のエントロピーを食べる時代だ。

赤字産業としての学問芸術

2009-10-17 05:39:48 | Weblog
そこのお兄さん、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい、聞いてらっしゃい…。
この職業は何でしょう。
ソクラテスでした。

おまけに彼は読み書きが出来なかった。
汝自身を知れ。
自分で考え、自分を作った。
これが知性の自主性だ。
読み書きのない思考こそ知性の自主性だ。

どうしてこれで生きて行けたのでしょう。
昔の貴族は働かずに食べて行けた。

    *。
ホームレス産業こそ、
知性の自主性を生きることだ。

バッハは仕事探し産業の名手だし、
モーツァルトは金の貸し手探し産業の名人だし、
ゴッホは弟に食わせたもらっていた。

*。
高尚の対偶は、赤字だ。

今もほとんどの楽団は国家補助で口繋いでいる。
このブログだって、友達ブログの寄生虫だ。

   *。
学問芸術は、
アホ・馬鹿・間抜けの三本の矢だ。

これがそろった時、高尚な学芸となる。

*。
世の中に必要とされていない。

高尚の対偶は、不用品だ。

*。
ハイデガーはヒトラー万歳と叫び、
その片隅で哲学した。

サルトルはスターリンから仕事をもらった?

*。
学芸は世の役立たずだ。
せめてノウハウや、官能と人情で大金を貸せぐ。
それは学問と芸術の自己否定だ。

   *。
又出てきた。
自己否定の肯定が自己責任である。

*。
私も自分の人生が分かってきた。
自分は50年余、負のエントロピーを食べていた。

これを食べ尽きると、生の存在となる。
それが今にブログだが、これも寄生虫だ。

*。
負のエントロピーを食べることは、そこそこの生活をすることだ。

ここに経済成長はない。

調和の対偶は、そこそこの生活だ。
豊かの生活は、殺人と強盗になる。

学問芸術は、乞食の生活に成り立つ。

これが永遠の真理だ。
即ち、心ある生活だ。

    *。
豊かさや成長経済には、心がないことが分かる。

豊かさを捨てなけれが、精神の貧困を克服できない。

対偶からいって当然だ。
豊かさの対偶は、殺人強盗だ。

*。
やっと世界空間の不動点=真理を手に入れた。

幸福な家庭生活は、殺人強盗であった。

調和は、乞食生活に成り立つ!
高尚は乞食の印だった。