嫉妬と殺意の演技 寅さんと司馬文学

日本人は嫉妬と殺意からなる、
こういう仮定でシミュレーションしてみよう。

お世辞とか日常会話とか、
日頃の挨拶とか、
これで嫉妬と殺意を交わす。

これは逆に嫉妬と殺意を丸出しにしていることでもある。
それを対偶、逆のダイポールで処理、
平衡を取る。

*。
そしてグループを作る。
互いに嫉妬と殺意を出さない約束だ。

だから外のグループにそれが向けられる。

時にグループの団結に、
仲間を生贄に処刑して、団結を強くする。

*。
それが大きくなった、
派閥・学閥・閨閥・財閥、
これを壊したり、作ったりする。

トップを変えたり、
これは気分を一新し、効果が高い。

それは派閥のマンネリを破ることでもなる。

*。
これらのダイナミズムのエネルギーは、
嫉妬と殺意だ。

いい子になる、
校則を守る、
当然そのダイポール・モードが出現する。

これがいじめやいじめ殺しだろう。

*。
人情世間体のエネルギーは、殺意と嫉妬と推測される。

これを強化しながら、
世間をまとめる。

寅さんシリーズで、
その暖かさのダイポール・モードは、
弄ぶ・からかう・いじめるとなる。

*。
両成分が出てくる人情だ。
これで笑わせる、対偶は泣かせる。

泣き笑いは調和振動か。

きれいな心の人がやれば、問題ないが、
心の汚い人がやれば、馬鹿にすることになる。

これが人情の問題だ。
ダイポール・モード現象の問題だ。

*。
愛や正義、人権に開くと、
からかいの匂いは消える。

寅さん映画が、西欧に受け入れられないのは、
労わると弄ぶの、ダイポールが西欧にないからだろう。

愛はそれを整流し、
弄ぶ意味が整流されているのだろう。

*。
司馬遼太郎の愛国心、人間賛歌にも、
人間性という面から、
建設モードと破壊モードがダイポールとなっている。

どうして新撰組が愛国集団なのか。

愛と正義から、これは正義とは言われない。

*。
泣かせる人情や愛国心、
これはダイポール・モード現象だ。

知的進化が遅れているのではないか。
嫉妬と殺意の演技として人情や愛国心。

1.自分たちだけよければいい。
2.国家や人々に支持されればいい。

このような人情や愛国心。
それは人情であって人間性でなく、
愛国心であって人類愛ではない。

西欧からこういう批判を受ける。
日本は世界から孤立する。

*。
日本は世界で孤独と絶望の演技をさせられる。

これを越えるような対策をしないと、
相手にされない、潰される、馬鹿にされる。

*。
今の日本は世界から寅さんのように扱われ、

司馬文学のように、
世界正義でない、民族正義に閉じ込められ、
新撰組的状況に置かれているのではないか。

日本はダイポール・モードを利用した

表裏・建前と本音、
これは二重基準であり、
分かり易く言えば嘘の世界だ。

この世界はダブルバインドに掛り、
お上は人間性を殺し、
お上は人間性に殺される。

この事情を金だけで生きる犯罪者となる。
これがお上体制だ。
世界を生きられず、鎖国する宿命だ。

*。
この世のものとも思えない極悪非道のお上体制に、
ダイポール・モードとして、
この世のものとも思えない美しいクールジャパンがある。

多くの人はこの間に生活する。

人々はこの二つに切り裂かれ、
お上に偽善の演技、
クールジャパンに欺瞞の演技を生きる。

*。
反日を殺せ殺せと大合唱、
家の中で、クールジャパンに涙する。

優しさと残酷に切り裂かれ、
人に対して優しさの欺瞞の演技、
国家においては残酷の偽善の演技を生きる。

この人たち何者、
西欧の言葉で統合失調。

*。
文明開化で、日本を極悪非道に統一してしまった。
これが大日本帝国だ。

*。
これが世界に曝された日本だ。

強いアメリカの言いなりになる欺瞞の演技、
弱いアジアに威張る偽善の演技。

これがダイポール・モード。

困ると日本は神の国妄想に逃げ込む。
穴に火がつくと万歳突撃。

世界の人は知っておかなければならない。
「日本に興奮する餌をやらないで下さい。」

*。
これが第三象限の日本、
象限の使い方を知らない。

第一象限のクールジャパン、
第三象限のお上日本。

第一象限に整流ができない。
それが平和憲法だが、
知らずに使っていた時は、いい国だった。

*。
平和憲法は多くの死者がもたらした霊だ。
日米合作、
ここには人類数千万人の霊も入っている。

日本は敵味方から人類世界を変える力を授けられたのだ。

謂わば神仏、お天道様から授かったものだ。

*。
これを忘れる極悪に夢中だ。

これは今までの憑き物を払う儀式と思いたい。

昔の病が、日本から出て行く儀式だ。

これが日本のイニシエーション、
これで大人になれるのではないか。

沖縄広島長崎 パラドックスは宇宙の井戸である

パラドックスは宇宙のすべてを湧き出す井戸である。
宇宙のすべてを呑みこめる井戸でもある。

するとパラドックス粒子があればそれが根源粒子である。

だがパラドックスは消点であって、
現実に存在しない。

統一場とか素粒子は、消点であって、実在しない。

*。
だが日本はパラドックス上に存在する。

すべての日本人は嘘つきだ。
これが日本の存在構造だ。

すると世界のすべてを湧き出したり、呑み込んだり出来る。

*。
自分を井戸に呑み込ませるお上は死の本能、
すべてを湧き出すクールジャパン。

これが喧嘩して、死に呑み込まれる。

日本民族は死の本能からの脱出をしていない。

これを脱出した古代ローマ、
国家と市民が負帰還装置を作った。

*。
日本は国家が国民を呑み込む装置。
お上の強盗殺人装置だ。

これを越える平和憲法だ。
日本はなんと世界に負帰還を掛ける役割を担わされた。

これは日本がパラドックスだから出来ることだ。

平和憲法で、日本は世界を湧き出す井戸となれる。

ここの人間人類は新しい世界に入る。

*。
だが世界を呑み込むお上と、
吐き出すクールジャパンが争っている。

これを吐き出す方に整流することだ。
これは国家としてやらなくても良いのではないか。

この役割を負った、
沖縄・広島・長崎ではないか。

この三本の矢を束ね、
新世界を湧き出す装置となる。
この三者は平和憲法である。

*。
平和憲法は、
沖縄・広島・長崎は、
新人類の地球社会を湧き出す井戸である。

欲求不満に揺れ 快楽に呑み込ませる

孤独と無力感、寂寥感と喪失感と飢餓感、
この心の闇、その閉塞感、
この辛い現実を忘れさせるマスメディア。

かくして現実はますます辛くなる。
つまり辛さは発振している。

*。
辛さを忘れさせるマスメディア。
これが現実に正帰還し、
現実をますます悪くさせる。

これがベイトソン方の問題点だ。

*。
レイン法は、
辛い現実と対決、この改善を図る。

楽しくもなく面白くもないレイン法、
こっちの方が人は狂い易いと思うが、
高貴な死は回避している。

*。
高貴な死は現実を逃げると陥る。

辛い現実に立ち向かうと、かえって狂わない。

これはダイポール・モードですぐ理解できることだ。

*。
人や感情を揺れ合い、
この揺れを呑みこむ。

このダイポール・モードに+-があった。
マイナスモードは、
村上春樹のパラドックスだ。

人々がいい気持ちに逃げ込むほど、
社会は劣悪化して行く。

村上春樹氏は、社会は昔から劣悪だとする。
そういう部分はあるが、これが世界全体ではない。

*。
ヨーロッパは、この劣悪の改善に挑んだ。
この成果が愛と正義だ。

これが人間文明の一番の高峰だ。

いい気持ちによる処理、
愛と正義による処理。

品性の違いは歴然だ。
これが世界のヨーロッパへの劣等感だろう。

*。
愛と正義のダイポール・モード、
世界制覇、これがまた大問題だ。

愛と正義と世界制覇、
これはダイポール・モードで、一方を選べない。

日本のお上制度とクールジャパン、
これもダイポール・モードで、一方だけを選べない。

これを越えるマザーテレサ法、
すべての人はできない。
人類の一割二割がやればいいことだろう。

*。
だがヨーロッパにもいい気持ち処理が流行り始めた。
アメリカナイズだろう。

クールジャパンのいい気持ちはこれと違う。
人の感性の極限の美しさだから。
これを得るには大変な修行がいる。

クールジャパンの人には、
お上日本は修行装置となっているのだ。

*。
ヨーロッパ法とアメリカ法は、
ベクトル空間の第一象限と第三象限の違いだ。

難しい方法と容易な方法、
両方あっていいが、
共存しなければならない。

*。
つまり人類は三相からなる。
中国の法・儒・道だ、
お上体制と庶民とクールジャパンに対応する。

この最適化を求める人類の生き方。
この最適化時代に入った。

犯罪社会論

現代世界は、犯罪社会である。

この原因は法治国家にある。
何故ならその対偶、
即ちダイポール・モードは権力犯罪だからだ。
今や国家が犯罪組織に逆転した。

*。
犯罪社会とは、
すべての人が加害者であり被害者である社会だ。

加害を売って、被害を買う。
犯罪が絶対商品となり、
犯罪の製造販売消費を行う。

貨幣制度は、犯罪を絶対化し、犯罪性を削除した。

*。
すべての人が加害者で被害者、
こんなことはあり得ない。

そこでこの辻褄合わせ、
成り立つようにするのが、
国家企業による殺人だ。

いじめ殺しは個人の気持ちの清算、
過労死孤独死自殺…公害医療薬害大虐殺…
虚偽告発死刑…介護殺人尊属殺人…は国家としての清算。

国家として弱者を殺人することで、
加害者利益を黒字に保つ。

*。
世界が犯罪国家に落ちた時、
日本はその最先進国となり、
世界のリーダーとなった。

その元祖は秀吉将軍様だ。
犯罪国家原理は三光作戦だ。

1.草履を懐で温め、人の心を焼き尽す。
2.良心良識を殺し尽くして、快楽原理にする。
3.社会を金権組織として、すべてをここに奪い尽くす。

これが犯罪国家原理だ。

*。
日本を追走する犯罪国家の二番手がアメリカだ。

戦争を商品化、世界と国内から国家が金を略奪する。
1.愛国心で国民を焼き尽す。
2.人間性を殺し尽し、金=快楽世界を作る。
3.グローバリゼ－ションで世界を奪い尽くす。

これを猛追する中国、
後何十年かで、世界最大の犯罪国家となる。

1.日米商品を買い捲り、焼き尽す。
2.日米の愛国心を金に殺し尽くす。
3.日米を配下に置き、奪い尽くす。

*。
資本主義は弱肉強食だ。
中国には愛と正義がない。

中国恐竜が、日米などを食って生きる。
順調に行ってのことだ。

大恐慌を起こし崩壊すれば、世界は氷河時代になる。

その時アメリカ赤字国債を処分して、
アメリカを殺し、その富を略奪することが出来る。

*。
西欧文明のダイポール・モードは、
世界の破滅だ。

中国が世界支配することは、
産業文明の全滅を意味する。

西欧文明は、自殺装置であったことが分かる。
文明を環境破壊で自らを焼却する最後の審判だ。

自分で自分を殺す、
パラドックスに絞め殺される。

今世紀内にこれらが起こるのではないか。