虫干し映画MEMO

映画と本の備忘録みたいなものです
映画も本もクラシックが多いです

クラシック少女小説

2007年04月18日 | 
 上橋菜穂子さんの新作が出ましたし、「守り人」シリーズも、軽装版が出てとってもお求め安くなりました!やっぱり小型になると本を置いておけると思って嬉しくなりますね~~
 それにしても、BSの守り人のアニメのバルサ、イメージ違ってます。でも見ますが。

 このたびの引越しで、古い本の虫干しもかなりしました。
 松本零児のふっる~い戦場マンガ(SFでない、第2時世界大戦舞台の)なんてものまで出てきて(誰が何時買ったんだろう?)その戦争の描き方というものに、今時の戦争映画のムードと強烈なギャップを感じてしまったりしました。

 ある程度種類別にまとめてしまってあったのですが、今回は池波正太郎とかはほっといて読みふけってしまったのが、小学校から中学校時代に読んだいわゆる少女小説の箱から出てきたもの。NHKでもモンゴメリの「かわいいエミリー」がアニメになって、これもまた見てます。忙しい!
 さすがに今に残る作品は出来が良くて、面白いけど、歳をとればとるほど、引っ掛かるところが多くなります。ある程度まとめて読んでみて思ったのは、少女小説の主人公は「書く少女」が多いこと。「若草物語」のジョーも、「足長おじさん」のジューディも、「赤毛のアン」も、「かわいいエミリー」なんか彼女の人間形成とか周囲とのかかわりが書くことを中心に構成されてるよう。「小公女」の主人公は語る少女だったけど。
 少女小説というのは、「文学少女による文学少女のための」という側面は絶対ありますね。女の子が頭良くてもいいんだ、と肯定してくるれるストーリーでもあるし。

 まあ、それで日曜夜の名作アニメシリーズも思い出したけど、「小公女セーラ」だけはいまだに許せません。あのラストは何っ?!
 セーラを学校に戻すなんてとんでもない暴挙でしょう。今思い出しても腹立つ。